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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

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コラム

マナーうんちく話1673《通夜・葬儀・告別式の心得①「多死社会の現状と葬の捉え方》

2018年5月16日

テーマ:弔事のマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

【多死社会の現状と葬の捉え方】

日本は世界屈指の長寿国になりました。
経済が豊かになり栄養状態が良くなったこと、医療制度や医療技術が充実していること、国民の健康への関心が高くなったこと、そして平和な国であることが大きな原因と考えられます。

とても喜ばしいことですが裏を返せば高齢者が多い国ということです。

高齢化は急速に進んでいますがこれに少子化が伴っているので、日本は人口減の社会になっています。

ちなみに出生数はついに100万人を切りましたが、死亡数は130万人を超えています。

現在高齢化率が21%を超えて超高齢社会になっていますが、ではこの次に訪れるのはどんな社会形態かといえば、まさに「多死社会」ということになります。

つまりこれからは多死社会への対応が求められるわけですが、どのように死を迎えるかについても考えておく必要があるでしょう。
プライベートでもビジネスでも死に直面する機会はますます増えそうですね。

ところで冠婚葬祭の中でも、逝く人との別れを惜しむ儀式は特に厳粛に執り行われますが、これも最近かなり商業化され、本来の意味が薄れてきた面も多々あるように思います。

そこで改めて通夜・葬儀・告別式に触れてみたいと思います。

生きている限り、死は避けて通れません・・・。
故人を悼む儀式は宗派により様々ですが、いずれにせよ個人や遺族の心を大切にしたいものです。

古人は死を大変恐れていたようです。
しかし仏教伝来後、先祖の霊は神格化され、「ご先祖様」として私たちを見守ってくれる存在になり、現在では死を悲しむだけでなく、旅立ちとして捉えるようになってきた感があります。

さらに仏式、神式、キリスト教式により葬儀に対する捉え方は異なりますが、遺族への挨拶や、霊前での振る舞い方などは事前に理解しておきたいものです。

勿論どのような形式にせよ、通夜や葬儀、あるいは法事に出席するうえで最も大切にしたいのは、個人の死を悼み、遺族をいたわる思いやりの心ではないでしょうか・・・。

ちなみに、一般に弔事の知らせは、その通知を受けた人が必要と思われるところに知らせあうのがしきたりです。

昔は使者を立てて行っていたようですが、現在はコミュニケーションツールも多岐に用意されているので、朝夕問わず瞬時に知らせることができます。

すぐに知らせる必要がない人には、通夜と葬儀の日時、場所が決定してから知らせればいいと思います。

次回は「通夜」についてです。

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