睡眠の質を上げるために緊張した背骨周囲の筋肉を緩める方法。

こんにちは、GENRYUです(^^)
長時間、デスクワークしたりスマホをしていると、
「背骨」が痛い...
こんな経験をしている、もしくは経験をしたことはありませんか?
近代社会では、カラダを動かす量が圧倒的に不足し、
それに変わってデスクワークなど座って行う仕事が圧倒的に増えています。
また、同じ姿勢を続けてしまうのが「スマホの使用」です。
テレビや雑誌などでは
長時間の「デスクワーク」や「スマホ使用」が原因で
カラダが固くなってしまう...
というぼんやりした理由はご存知だと思いますが、
具体的にカラダにどんな変化が起きているか?
ご存知ではない方が多いです。
これでは中々その弊害を改善することは難しいです。
そこで今回は、「デスクワーク」や「スマホ使用」の弊害をキチンと理解と整理して頂くために
デスクワークやスマホの使用が背骨を硬直させる理由を深ぼっていきたいと思います。
1. 座位姿勢の影響
①腰椎の前弯消失
椅子に座るとき、特に背もたれがないか、もたれかからないと、
腰椎の自然な前弯が失われ、腰が真っ直ぐまたは後ろに反る形になります。
これにより、腰部の椎間板や筋肉に過度のストレスがかかります。
②頸椎の過度な前弯
モニターを見るために首を前に突き出すと、頸椎の前弯が強調され、
頸部の筋肉と椎間板に圧力がかかります。
③骨盤の後傾
長時間座ることで骨盤が後傾すると、腰部に過度の負担がかかります。
これは腰痛や背中の硬直の主要な原因の一つです。
2. 筋肉の反応
①筋肉の疲労と硬直
静的な座位姿勢は、特定の筋肉(特に背筋や肩の筋肉)に持続的な緊張を強いるため
疲労と硬直を引き起こします。
逆に、腹筋や背面の深層筋(腰方形筋など)は活動が少なくなり、弱化します。
②筋筋膜の癒着
筋肉とその周りの筋膜が長時間同じ位置に固定されると癒着が生じ、
これが筋肉の動きを制限し、硬直感を増加させます。
特に背中や肩甲骨の周りで起こりやすいです。
3. 血流とリンパの流れ
①血流の停滞
座位姿勢では、特に下半身や腰部の血流が悪くなります。
これにより、筋肉や組織に必要な酸素や栄養素が適切に供給されず、
代謝産物の除去も遅れます。この結果、筋肉が硬くなりやすくなります。
②リンパの流れの停滞
リンパ系は筋肉の動きや体位の変化で流れが促進されますが、
座ったままではこの流れが抑制され、老廃物の停滞が起こり、
筋肉の硬直やむくみを引き起こします。
4. 神経学的影響
①神経圧迫
悪い姿勢や長時間の座位は、椎間板や筋肉が神経を圧迫する原因となります。
特に腰部では坐骨神経、頸部では腕神経叢が影響を受け、硬直や痛みの原因となります。
②神経反射: 筋肉の過剰な緊張は、神経系の反射回路を活性化し、
さらに筋肉の緊張を増大させます。これが硬直感を強める一因です。
5. ストレスと心身の関係
①ストレスによる筋肉緊張
ストレスは交感神経系を活性化し、身体を戦闘状態にします。
この状態では、筋肉が緊張しやすく、特に首や肩、背中などにそれが顕著に現れます。
②心理的硬直
スクリーンを見つめ続ける行為や仕事への集中が
無意識に体を硬くさせます。これは特にデスクワークで見られる現象で
心理的な緊張が身体的な硬直に直結します。
③自律神経のバランス
長時間のデスクワークは自律神経のバランスを崩し、
副交感神経の働きを抑制してしまうこともあります。
これにより、筋肉のリラクゼーションが難しくなり、硬直が助長されます。
これらのメカニズムを理解することで、
「デスクワーク」や「スマホ使用」による背骨の硬直を予防するための
具体的な対策を練ることができます。
次回は、これらの問題に対しての具体的なエクササイズをご紹介しますので、
楽しみにしておいてくださいね(๑•̀ㅁ•́๑)✧
それではまた、次回のコラムでお会いしましょう(*^^*)



