膝が突っ張って曲がらない...その時はココが固まっています。
こんにちは、GENRYUです(^^)
今回は、膝を曲げ伸ばしすると膝のお皿が「パキッ」となる音や
突っ張り感に対する対処法。
こちらの方法をご紹介します。
膝を曲げ伸ばしすると、膝のお皿が「パキッ」となる
また、膝を曲げ伸ばしすると、膝の前面が突っ張ってしまう...
この症状の原因はいくつかありますが、
今回は「脂肪体」に着目して解説します。
膝の前面には「脂肪体」というものが存在していて、
その役割として、大腿四頭筋と膝蓋骨腱、膝蓋骨(膝のお皿の骨)、
および大腿骨遠位部の間の保護クッション(骨と骨がぶつからないように)
として機能したり、骨や軟部組織との摩擦を防止したり、
膝を深い曲げたり伸ばす時の膝蓋骨(膝のお皿の骨)と
大腿骨との適合関係を改善してくれています。
また、これらの「脂肪体」には固有受容感覚もあり、
膝の位置関係や痛みを感じる神経も存在しています。
その「脂肪体」は3つのパーツに分かれています。
・大腿前脂肪体
・大腿四頭筋脂肪体
・膝蓋下脂肪体
大腿四頭筋脂肪体症候群と膝蓋大腿形態の関係:症例対照研究
膝の曲げ伸ばしをした際に「パキッ」と鳴る音や
膝前面の突っ張り感を感じる場合、
これらの脂肪体の癒着による滑走不全が起こっているかもしれません。
今回、その脂肪体に対するアプローチ方法をご紹介しますので、
一緒にやっていきましょう。
今回の前編では、上記の脂肪体のうち、
・大腿前脂肪体
・大腿四頭筋脂肪体
この2つの脂肪体のリリースを行っていきます。
アプローチは座った姿勢で行います。
まず、症状が出ている方の太ももの前面に
太ももを包み込むように両手の指を当ててください。
太ももの前面中央には、「大腿直筋」があります。
この「大腿直筋」を両手の指で持ち上げるように、
太ももの付け根〜膝のお皿まで全体を行っていきましょう。
とくに太もも中央〜膝までの部分は、
この脂肪体の癒着ゾーンになりますので、
ここはしっかり持ち上げてください。
次に、同じように太もも中央を持ち上げた状態で、
左右に持ち上げた筋肉を揺らしていきます。
これも同じように太もも全体に行ってください。
とくに太もも中央〜膝までの部分は
しっかり左右に揺らしてくださいね。
そうすることで、さらに脂肪体の癒着が外れ
脂肪体の動きが改善されてきます。
最後の仕上げです。
太もも中央〜膝までの癒着ゾーンをしっかり持ち上げた状態で
膝の屈伸を行っていきます。
この運動でさらに脂肪体の滑走性の図れますので、
これを10回行ってください。
ここまでが一連の流れになります。
これを継続して行って頂けると、
脂肪体の動きが良くなってくることで、
症状の改善が図れてきますので、
ぜひ、実践してみてくださいね(๑•̀ㅁ•́๑)✧
次回は、後編で「膝蓋下脂肪体」のリリースをお伝えしますね(*^^*)