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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

今年は英語で差がついたという話をよく聞きます

2022年10月10日

テーマ:確実に心理系大学院に合格する勉強方法

コラムカテゴリ:スクール・習い事

何度か述べてきましたが、今年は臨床心理士指定大学院の難易度が大幅に上がっています。多いところで5倍程度の倍率です。当塾としてはかなり早い段階から予想していましたが、少し想像より上だったと思います。前期試験は終盤になっていますが、10月も11月も試験があります。それでも2月入試は前期とあまり変わらない倍率になると予想されます。

最近、多くの大学を訪問していますが、今年の入試動向を伺う中で、「英語で差がついている」というお話をよく聞きます。おそらく心理学は、学部1回生から勉強している人はしているので、それなりに点数をとれる人が多いのだと思いますが、英語については、できる人とそうでない人の差がかなりつくことがあるようです。特に全訳形式で出題される学校は、どこまで訳せるか、がこれまでは重要だったのですが、今は、全部訳せているかどうかが、境目になっているようです。半分くらいしか訳せていなとすると、それだけでかなり厳しい状況に追い込まれてしまうということになります。

大学における英語教育のあり方は学校によってかなり異なりますし、ましてや大学院受験を目的とした長文読解に関して丁寧に教えてくれる講義などを用意しているところはあまり聞きません。理系の大学では数学や理科を入学時に最初から教えてくれるという学校もあると聞きますが、英語については、意外にこのあたりがノーマークになっています。いくつかの学校の先生のお話からは「英語なんてできて当然」と思われているということがうかがえました。大学の先生は英語ができる人が多いので、意識としてはそんなものかもしれませんが、学生からすると、実はそんなことはない、と考えている人がたくさんいます。

大学院受験や編入受験において、英語の勉強でうまくいく人は、①勤勉な人②文法を拒否しない人③英語が苦手な原因を単語だけに求めない人④前から読んで、後ろから読まない人⑤品詞を確定してから辞書を引く人⑥辞書だけに頼らない人⑦現在分詞や過去分詞をいつも見分けられる人⑧英作文を嫌がらない人⑨英語の研究論文の収集ができる人⑩英語論文の書き方が頭に入っている人⑪いつも発音、音読をしている人⑫一定のリズムで最後まで読み切る人⑬普段から英語を使っている人⑭リスニングを普段からしている人⑮単語を覚えるのが好きな人⑯文脈を見て和訳と意味の理解の違いを常に考えている人⑰TOEICやTOEFLをよく受験している人⑱良い辞書を見分けられる人⑲受験で辞書をいきなりバサバサめくらない人⑳和文を中心で考えるのではなく、英語特有の表現を覚えようとしている人

だいたいこんな感じの人です。できたら半分以上当てはまって欲しいところです。

英語の勉強の仕方はこれまでにもたくさん書いてきましたので、またまとめて書きたいと思っています。心理職大全では、大学でも英語を教えている藤本がかなり力を入れて書いています。是非、参考にしてください。
当塾では「読み合わせ」と言って、過去問はじめ、塾生が読みたいものを、私と一緒に読みます。私としては英語力を短期間で確実に上げる方法はこれが一番良いと考えています。
英語の勉強で不安のある人は、是非、当塾までお問い合わせください。


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