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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

臨床心理士指定大学院の研究計画で見られるポイント

2015年2月16日

テーマ:確実に心理系大学院に合格する勉強方法

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

臨床心理士指定大学院に行くにはたいていの場合研究計画が必要です。
専門職大学院を除いて、関西圏で研究計画書がないのは
龍谷大くらいでしょうか。
研究計画書作成についてはこれまでも書いてきました。
こちらを参照ください。

研究計画は面接においても重要資料となります。
また、必ずといってよいほど、何かしらの質問を受けるトピックです。
研究計画のどの部分が見られるのかという問題について、
一般的に先行研究がどのくらい調べ上げられているか
ということが強調されてきました。

しかし、最近はこれだけではなく、
「研究の背景」「意義」「問題の設定」「仮説」「調査方法」「情報処理方法」
こういったことも見られています。やはり年々要求されるグレードも
上がっていると見るべきでしょう。
質問紙、尺度、統計、半構造化面接などは重要キーワードです。

特に最近は「手順」を聞かれることが多く、それは
「この研究計画は実現可能ですか?」
という質問項目に連なります。もちろん「無理かも・・」のような回答は論外ですが、
自信を持って・・だけではなく、根拠をもって、実現可能であることを
伝える必要があります。手順を言える人は、それだけで実現性を伝えることができます。
私はいつも「研究計画は料理のレシピ」と伝えています。
レシピを見て、何の料理かわからないと作る気も食べる気も減少します。
また、見たことも、聞いたこともない材料が書いてあると、作る側は不安になります。
食べる側はもっと不安です。
その意味で、「現実的な研究計画」の方が安心感を与えると思われます。

受験する大学の先生に合わせた研究計画を書かねばならないか?ということも
よく聞かれます。これは学校や先生によって違いはありますが、基本的に
たいていの学校は、たいての研究計画を受け入れてくれます。
これも実現性の問題であろうと思います。臨床心理学として合理性があって、
対象者を自分で見つけられて、自分でどんどん進めていけるなら
特にこだわらないという学校が大半だという印象です。

今のキーワードを一つあげるとすれば「実現可能」です。


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