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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

大学生の就職

2010年8月7日 公開 / 2012年12月29日更新

テーマ:雑感

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育


年々大学生の就職率が低下していることはよく知られています。
今年は60%程度でした。
しかし就職者の絶対数が減っているかというと
必ずしもそうではありません。
この不景気と言われる中、多くの企業は一つの社会的責任として
雇用を確保しようとする努力はあるのではないかと思います。

しかし、少子化の時代にこれだけ大学が増えると、
今や大学全入の時代は越えて、大学倒産の時代に入って
いるとされるのも理解できます。
そしてそれぞれの大学、特に私立大学が
生き残りをかけて様々な戦略をたてている時代になりました。
大学院教育の拡充もそんな流れの中から注目されてはいます。

私個人の意見を言えば、今の時代、教師はやはり大学院卒業くらいの
キャリアは必要だと思います。
すでに教職大学院が存在しますが、今のところ
あまり存在意義が強調されていません。

しかし、大学生が何学部であろうと
「とりあえず」教員免許をとっておく
今日では、大卒教員の意義は問われて然るべきです。
専門職としてやはりハードルは上げていく必要
があるのではないかと思います。

またこれだけ若者の社会進出が遅くなると、
22歳で教師として、小中高生の人生と
向き合うには荷が重い時代です。
22歳で自分を大人だと言い切れる人は
どれくらいいるでしょうか。
もちろん大学院だけ出ていればよいのかと
言われればそうとは言い切れません。
しかし、法律家や医師は免許取得後、
相当の訓練を積んで現場に出ることと比べれば、
教師はあまりにも研修期間が短いとも思います。
医師は6年大学で学び、今法曹になるには
法科大学院に行く必要があります。

これからは専門職は大学院に進んで、訓練を受ける。
そんな時代になってくると考えています。


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