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コラム

なぜこんなに苦しんでるのに、わかってくれない人がいるのだろうか?

2012年12月15日

テーマ:思考と考察・生き方を学ぶ

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

言ってしまえば
自分が段々年老いてきて体も弱り
話す事といえば、健康や衰えてきた自分の体の症状についてばかり。

そんな人が、それこそ小学生やまだまだ健康で若い人に
体の痛みや辛さの症状を訴え
年老いてきたら段々こうなるんだといくら力説しても
ちっとも響かないのと同じ理屈です。

健康で若い人にとっては次元の違う話で
言ってる事は頭で理解する事は出来ても
結局はどこ吹く風で、しょせんは他人事でしかないんです。

だって、自分とは全く無縁の話なんですもん。
興味が無くて当然だと言えます。

いくら将来そのようになるからと
若い内からの健康や対策の必要性を説いても
実際に自分の身の上に起こってない話や
まだまだ先の話で実感のないものについては
言ってる事の重要性が伝わらないのです。

これは相手に理解力が足りないわけではないんですね。

自分しか見えていないと
相手がわかってくれないイライラや
伝わらない事への不満が溜まるだけで
問題を全て相手のせいにして済ませてしまいます。

これでは問題は解決しません。

自分と向き合わない、自分を振り返らないからです。

相手の反応は、しょせん相手の反応でしかありません。
相手の反応から、自分の心の反応を知る必要があります。

これが自分を知るという事。

問題解決を相手に委ねるのではなくて
自分と向き合う事によって
ようやくどうすればいいのかの答えが見つかるのです。

何で自分の言ってる事がわからないんだ
この苦しみがわからないのかなんて思ってたら
わかってくれない相手を責めるか
どうやっても伝わらない自分を責めるかしかなくなります。

そしたら余計心が苦しいだけなんですね。

真の問題を知ろうとせず、目を背けてばかりいると
悩みや苦しみは一向に解決しません。

そして何が真の問題であるのかは
自分一人だけではなかなか気づけるものではないんですね。
そこにはプロの心理カウンセラーによる
専門的な見地からのサポートが必要となるわけです。

自分を制御、コントロールするためには
相手に目を向けるのではなく
自分自身の心の中に目を向ける必要があります。

でなければ、いつまでもどうしたら伝わるのかという
目の前の対処法しか考えませんから
わかってくれない事への不満や苦しみだけが続くのです。

基本的に自分の心の内を、誰か相手がわかってくれる事なんてありません。
自分の事を真にわかってあげられるのは自分自身なんだという事を
今回の話から念頭に置いた上で
その上で自分の訴えを聴いてくれる人(受け止めてくれる人)に
心を開いて話す事によって
あなたの中の気持ちの変化を起こす事こそが
問題解決に繋がるんだという事を、ぜひ知っておいてくださいね。

ちなみに、一般庶民がセレブな人の生活や感覚を理解出来ないというのも
今回の話と同じ理屈ですね。
お互いに通じ合ったり、分かり合えたりする事はありません。
(出来ても難しい)



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京都カウンセリングラウンジ http://kyotocl.web.fc2.com/
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この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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