ハローワーク採用の注意点 

庄司英尚

庄司英尚

テーマ:新卒採用・採用

中小企業は、無料で採用活動をすることができる
ハローワークを有効活用したいとは思っているが、
ハローワークではいい人材を採用するのは難しいと
思っている方も多いようです。

しかしながらハローワークで費用をかけずにたくさんの
人材を採用し、定着させて成長している会社もありますし、
活用の仕方次第です。

ハローワークもひと昔に比べれば積極的に新たな取り
組みを行っており、採用担当者の相談にも親身になって
こたえてくれます。

ハローワークも会社側から相談すればいろいろ手助けをしてくれる
ので特に地域に密着している中小企業であれば、ハローワーク
経由の採用を強化し、その削減できた費用を人材開発関連
に投資してみるのもよいでしょう。

ハローワークを活用するに当たってはまずハローワークの
特徴を理解することが大切です。相手を知らなければ
何もはじまりませんから、それは当然です。

ハローワーク採用の特徴といえば、当たり前のところで
再確認になりますが、

1 会社側も求職者も利用は無料であること

2 そして失業保険の手続きをやっている関係で求職者が
  実際にたくさん利用しているということ

3 就職困難者を支援するセーフティネットとしての
  役割を担っている

4 厚生労働省関連の助成金の対象は、ハローワーク経由
  での紹介が要件になっているケースが多い


一方でハローワークの採用が無料でできるという
メリットはあるが求人広告などと比べると画一的で
いろいろな制限があり、また情報量も少なく写真や
動画などでのアピールもできない。

どうしても差別化するのは難しく、他の会社の求人
に埋もれてしまい、求職者に見てもらうところまでたどりつかない
ということもあり得ます。

またターゲットになるような人材がハローワークの求人を
見ることがない場合、ハローワークで採用しようと
考えないほうがいいです。特に希望する年収がものすごく
高い人は職業紹介会社に登録することがほとんどですので
その点は理解しておいてください。

さて求人を見てもらうためには
求人票をどうやって差別化して作成するかということが
一番重要であるわけですが、ここをなんとなく埋めているという
感じの会社が多いのです。

だからこそ、ライバルに勝つためにはここを強化し、ライバルの
内容をよく分析して、またタイミングなども考えて求人情報を
アップしていくことが求められます。

タイミングという言葉を使いましたが、求職者の動きは
流れがあります。賞与をもらった後辞める予定とか
年内一杯で退職して新天地で来年から迎えたいなどと
いう気持ちは傾向としてあるようでそのあたりは
押さえておきたいところで、応募者の反応についても過去の
データをしっかり記録しておくことが大事です。

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Mybestpro Members

庄司英尚
専門家

庄司英尚(社会保険労務士)

株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設)

プロフェッショナル集団として学び続け、サービス業であるということを忘れず、何事にも全力で取り組みお客様の悩みを解決し、最終的には業績アップに貢献できるよう日々努力します。

庄司英尚プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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