マイベストプロ東京
庄司英尚

現場を大事にする社会保険労務士

庄司英尚(しょうじひでたか) / 社会保険労務士

株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設)

コラム

滅びの美学 東山温泉の廃墟 高橋館 斜陽

2018年8月25日 公開 / 2020年11月27日更新

テーマ:ビジネス・時事一般

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: お墓参りお墓

先日、お盆に、ほぼ日帰り、戻るまではわずか
24時間で、会津の実家に帰省し、お墓参り、家族との食事、
食料買い出し、電化製品購入などに時間をつかいました。

そして、夕方に時間があったので近所の東山温泉が気になり、
探検ということで温泉街の街並みを眺めに行きました。

怖いもの見たさ、滅びの美学というようなもの?関心あります。
まあそんなことを言ってたら、怒られそうです。

この数年ニュースで見ていた、あの廃墟となった
旅館 高橋館を生で見たかったのです。

近所の旅館は迷惑を被り、観光客からクレームでものすごかっ
たのですが、あの景色見たら、食欲なくすのもわかります。

こちらのサイトがわかりやすいです。
東山温泉 の廃墟
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/mocopisu/entry-12369543570.html%3Fusqp%3Dmq331AQGCAEoATgA


結局、今年、取り壊されて、川を挟んだ向かいの
旅館が費用を負担したそうです。なんとその額1000万以上。

そのニュースを見た時、最後に見たかったと
思っていたので少し残念でした。廃墟跡だけ見ました。
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.asahi.com/amp/articles/ASL444F8TL44UGTB00D.html%3Fusqp%3Dmq331AQGCAEoATgA


そんなわけで、高橋館も繁盛して、いい時代もあった
はず、しかし地方の温泉旅館はいまや破綻、破産、
海外企業に売却されているところもおおく、東山温泉も
その典型です。


高橋館は、建物は明治9年に建てられたものなのでやむを得ない。
衰退し、お金もなく建物のメンテもできず、この5年くらいは
旅館も閉め、そこに少し前まで宿主が住んでいたとのこと。

役所は何もできず、いろいろ対応に苦労しました。
観光客は、こなくなるし、噂は広まるし、他にも
廃墟旅館があるので、ほんとうに地元民にしたら残念です。

滅びゆく旅館群、景観は一部最悪、ホラーみたいで
さらに温泉街の活気のなさ、こんなものにも興味を
もつ私は変なのかもしれませんが、その歴史や
衰退のきっかけ、震災の影響など話を聞いてみたいものです。

さて、滅びの中にも美しい何かは、あります。
時代の流れでやむを得なくても、その中で生き抜き、
過去の栄華を思い出し、周りからは怒られ
役所からは崩壊物件といわれても行くところもない。

何もできない申し訳なさ、それでも宿主の生きていくという
気持ちを勝手に推測しながら、考えてみました。

最後に、滅びの美学 となると文学では
太宰の 斜陽 が、ピタリとあてはまります。

廃墟旅館と没落貴族。

名作、斜陽もたまに読んでみるのもいいかも
しれません。最後はちょっと綺麗にまとめてみました。

この記事を書いたプロ

庄司英尚

現場を大事にする社会保険労務士

庄司英尚(株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設))

Share

関連するコラム

コラムのテーマ一覧

庄司英尚プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
03-5614-8480

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

庄司英尚

株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設)

担当庄司英尚(しょうじひでたか)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ東京
  3. 東京のビジネス
  4. 東京の経営コンサルティング
  5. 庄司英尚
  6. コラム一覧
  7. 滅びの美学 東山温泉の廃墟 高橋館 斜陽

© My Best Pro