ランチミーティングは、労働時間?休憩時間?

庄司英尚

庄司英尚

テーマ:休日・休暇・休憩

ランチミーティングは、私もたまにしますが、
それは社内ではなく、お客さん、外部の人、同業者、
仕事に関連する方との情報交換を目的としたものが
多く、懇親の要素が強いと思います。

私は経営者だから労働時間も何も関係ありませんが
労働者なら、ランチミーティングをするときは
その時間の取扱は、はっきりさせなければなりません。

そこで、最近ネットで話題になっていたランチミーティングは、
労働時間?休憩時間?ということを簡単にまとめます。

まず、ランチミーティングだと大事な会議を兼ねていて
抜けることなど許されないような場合、それは、
仕事であり、自分の身が開放されている休憩時間
とはいえないので、上司がいて参加するのが当たり前
ならそれは、仕事で、別途休憩時間を取らせなければ、
違法になってしまう可能性があります。

労働基準法上の休憩時間とすることができるか
どうかは、「場所的時間的拘束や労働者の意に反するかどうか
」がポイントなので、結局のところケースバイケースで、
そのランチミーティングの性格、その内容によります。

強制的にランチ時間にミーティングに参加させるのは
仕方ないですが、その時間は労働時間になる可能性が高い
ので、休憩時間を与えなければならないということです。
じゃあ労働者が休憩時間を理由にして拒否できるか?と
聞かれたら、業務命令であれば、断れないし、時間を
ずらして休憩をとってくれればいいと言うことになります。

仕事量が、多く休憩時間も十分にとれないで働いている人も
いますが、体調管理、健康面については、会社に
責任がありますので、法違反にならないようにしないと
いけません。

ランチミーティングについてもそれが、拘束力が強く
仕事とみなされる可能性があるなら、強制的にでも別途
休ませてあげるよう配慮したいところです。

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Mybestpro Members

庄司英尚
専門家

庄司英尚(社会保険労務士)

株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設)

プロフェッショナル集団として学び続け、サービス業であるということを忘れず、何事にも全力で取り組みお客様の悩みを解決し、最終的には業績アップに貢献できるよう日々努力します。

庄司英尚プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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