すぐに答えを求める従業員には、自分で考える癖をつけさせる
年末年始は、読書を少ししたのですが、その中で少しだけ
読んだのが贈っていただいたABA マネジメント 難しそう
だけど読み始めてみたら、なんとなくは理解できました。
自律型社員を育てる「ABAマネジメント」
http://iwave.blog73.fc2.com/blog-entry-3206.html
さて、その中から「レッテルを貼ることで部下の可能性をつぶして
いないか?」という項目がありますが、これには唸ってしまいました。
いい意味での話です。
確かに日本人はこういうの好きかも。心理ゲーム、適性検査とかね。
そういう私も適性検査とかある程度信じていますし、出身県の県民性とか
血液型とか兄弟姉妹の関係とかいろいろみます。
あとは過去ものすごい数の履歴書とかみてきましたので職歴とか
みるとその人がイメージできるようにもなりますし、こうだからこういう感じね。
その人が選択した理由や、気づいたらその業界に行くんだとか、過去にも
こんな人いるけど、ルートがあるのか誘われるかとかいろいろ社長と
話をするうえではいいのですが、決めつけてはいけないということです。
私もコンサルタントですから仮説をたてることは大事ですし、その背景を
よむということは大事です。
実は生い立ち、育ちや家庭環境、部活の話などを聞くと複雑な状況があったり
します。みんな恵まれた申し分ない環境で育ってきているわけではないので
そのような思いやりがある社長なら信頼できるんですけど・・・。
ただ、 「受身型 だ か ら 指示をしないと動かない人だ。」
とレッテルを貼らないこと。
あくまで傾向であって性格診断で選択肢を選んだという行動にともない
その行動に原因があるものとしてとらえてはいけないということです。
まさにそのとおり。耳が痛いです。 ○○県出身の人は○○だから、仕事も○○なんだ。
血液型が○型の人は、○○。特に血液型なんてなんら科学的根拠はないらしいです。
私はいうほど参考にしませんがなんとなくわかるなあというくらいです。
(今はブラハラと叫ばれるので社内ではもうその話題にできるだけふれないように)
わがままな猫だってABA(応用行動分析学)をつかえばお手をするように
変えられるのです。まして人間なんてその変わる可能性はものすごいものです。
だからレッテルを貼ることで部下の可能性をつぶさないようにしてほしい
部下はそのように思われただけで、やる気がなくなる可能性大です。
過去もそうやってつぶされた経験があるかもしれませんしね。
そうはいってもレッテル貼りではなく、統計データや過去の性格分析のデータ
などは参考にしたほうがいいところもあります。
最後によくある話で、なんだかんだ言って出身地の県民性は大事で
営業マンはものすごく大事にしますし、社長ならそのくらいのことは
当然知らないといけないのです。
歴史的背景や地方の方の県民性を知らな過ぎるのはよくないので勉強
したほうがいいですし、知らないで恥をかくのは自分で、それで商談も
人間関係も壊したなんて人はたくさんいるわけで、できる人はそのあたりを
巧みに使い分けて組織づくりをしていたりします。
「上司が○○県出身だと、部下の○○は天敵だから一生仲良くなること
はないし、難しいよな」 なんていうのは決めつけで決してそんなこと
関係ないかもしれません。それを言ったら出身大学だってそうですし
派閥がどうだとかいう人も大手企業にはいますが、それはそれ。できる
人はそんなことは逆にバネにして乗り越えていくものです。
ちなみに私は福島県会津若松市出身と言っていますが、生まれは
長野県ですし、小さいころ育ったのは世田谷だったり、川崎だったり
あとは幼稚園くらいから福島県の猪苗代町というところで小学校卒業
までは過ごしました。
そんなわけで会津若松と言ったら有名な あれ ですけど、やっぱり
私でも 少しはありますよね。ガリガリではないけどカリカリくらい。
例のあれ、やっぱりあれ? なんですか?
と 聞かれることもたまにありますが、それほど相手に関心がないのが
現代社会の特徴であります。ちょっと仲良くなったら飲んだ時のネタ
にはちょうどいいかもしれませんね。
会津若松市戊申150周年記念事業
http://boshin.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/