定年再雇用とその賃金の実態

庄司英尚

庄司英尚

テーマ:賃金・給料・給与

現在は、原則65歳までの雇用確保が義務付けられ、
多くの企業が再雇用制度を導入していますが、
再雇用を希望しても、収入は大きく減ることになります。

もちろん週の勤務日数が、減ることもあるし
1日の労働時間が減ることもありますが、
そうではなく、労働時間も仕事内容もそのままなのに、
給与は、大幅に減額されて、再雇用契約して
いることもあります。

厚生労働省の調査によると、

5割の企業で再雇用後の基本給が定年時の
「50%以上80%未満」の水準に、
3割の企業で「50%未満」に下がるという
ことなので、生活していくという視点で
従業員にも厳しいと思われます。

私は関連するお客様には、
よく話をしていますが、同一労働
同一賃金の問題もありますので、中小企業で
あいまいな賃金の決め方をしているところは
今後トラブルになる可能性があるので慎重に再雇用契約
を結び、きちんと納得のいく説明をしないといけません。

労働時間、役割、役職、仕事内容など変わる
こともないのに賃金だけ、定年だからといってかなり下がって
当然ということにはならないので注意しないといけないのです。

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庄司英尚
専門家

庄司英尚(社会保険労務士)

株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設)

プロフェッショナル集団として学び続け、サービス業であるということを忘れず、何事にも全力で取り組みお客様の悩みを解決し、最終的には業績アップに貢献できるよう日々努力します。

庄司英尚プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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