入社後すぐに違う部署への人事異動
月に新天地で過ごしている方もいることと
思いますが、今日は転勤についてです。
転勤については、気合い入れて最近書いた
こちらの原稿が、とても思いがつまっているので
ご紹介しておきます。
No.3359 「転勤」に関する人事労務管理のポイント
https://www.fps-net.com/fps-club/topic/post-4197/
さて、先日WBSで取り上げてい
テーマの転勤ノーは、あり?
テレビ東京のサイトより
サラリーマンにとって避けて通れないのが転勤ですが、生活スタイルの多様化で、転勤のない仕事を希望する人が増えています。リクルートジョブズのアンケートによると、求職者の約72%が転勤のない仕事を希望しています。モスバーガーの直営店を運営するモスストアカンパニーでは、社員自身が、「全国どこへでも転勤」「地域内で転勤」自宅から通勤する「転勤なし」の3種類の社員区分から選べる制度を導入しました。一方、基本的には転勤の可能性があるキリンビールでは、社員が申請すれば最長5年間、転勤を一時的に回避できる制度を導入しました。使えるのは1回ですが、子育てや親の介護中の社員25人が利用しています。転勤制度については専門家も意見が分かれますが、今後は企業が転勤のルールを明確にしていくことが必要だと指摘します。
この企画は、インタビューを含めてとても良かったです。
転勤になって嫌なところだったら退職するなんて答えていた
人も出ていましたが、本音では、そういう人多いのかもしれません。
一方で、転勤は、成長の機会だし、喜んでという人もいます。
いろいろなところに行けるのは、会社に勤務しているからと
いうのもあります。
ある調査では、求職者の72%が、転勤のない仕事を希望している
とのことで、売手市場では働き手がいないのだから、このデータを
ふまえれば、対策をしないといけません。
モスバーガーの事例は、知っていましたが、キリンビールの
転勤回避制度は、新しい取り組みで、なかなかいいです。
25人が利用していることで、これも人事が過去に退職した
従業員のことを考えて、対策を講じたわけです。
まあ一回だけ、5年ですから、それほどまわりに影響はない
ということなのかもしれません。
子育て期間の大事な時期や、新婚当初とか、家族の介護とか
いろいろ使うのでしょうか?
人事としては、このくらいなら、評価や出世には関係ない
制度なのかもしれません。
企業側からすると転勤なしの制度が当たり前に
なっては、ちょっと困ってしまいますし、
本人の成長の機会のためにも必要だと思います。
しかし、これも終身雇用制度前提の社会のとき
は、やむを得ないですが、今は価値観が違うわけ
ですから、考えないといけないのです。
次回も引き続き、転勤は必要なのか?
考えてみたいと思います。