賞与の算定対象期間について労働トラブルから考えてみた
ヤフーニュースにも掲載されたこの無給で2年も働き、牛乳配達も
していた女性ですが、かわいそうですし、とてもこういう事件が起きる
ことを残念に思います。
青森の地域性が関係あるかもしれませんが、自分を犠牲にして仕事を
続けたこの女性の気持ちだけは私自身も学ぶところはありますね。
しかし賃金未払いのこういう経営者はほんとうに何を考えて
いるのでしょうか。経営不振でその後は閉鎖ということですから
それなら早く決断してほしいです。
辞めれば配達先のお年寄りたちが困るなどと考え、無給で働き続けたという
という記事がとても重く感じました。同じようなことが介護業界にもありそうで
自分が辞めたら面倒をみてくれる人がいなくなるので心配で辞めれないという
声をお聞きしたことがあります。
従業員の善意の気持ちを逆に悪いほうに
利用するのはほんとうに許せません。
東奥webより
「お年寄りが困る」と無給で2年、牛乳配達
40代女性従業員に2年間給料を全く支払っていなかったとして、青森労働基準監督署は8日、最低賃金法違反(賃金不払い)の疑いで、青森市古館大柳の乳製品販売業「小岩井ミルクサービス青森」と代表取締役の男(57)を青森地検に書類送検した。女性は、辞めれば配達先のお年寄りたちが困るなどと考え、無給で働き続けたという。
送検容疑は、2013年12月~15年12月の2年間、賃金総額336万円を所定の期日に支払わなかった疑い。
労基署によると、女性は会社が設立された2006年からの従業員。事務、経理業務をこなして経営状態が厳しいと知っていたため、給料支払いを催促できなかったという。男が「いずれ支払う」と言い続けていたため、信じていた面もあったという。
また女性は配達業務にも携わっており、商品を待ちわび、親しく話し相手ともなっていた客のお年寄りらを思うと会社を辞められなかったという。
同社は経営不振のため15年12月、女性を解雇して事実上閉鎖。男は労基署に対し「申し訳なかった。もっと早く店をやめる決断をしていたらこんなことにならなかった」と反省の弁を述べているという。
労基署担当者は「従業員の思いに甘え、2年間全く給料を支払わなかった男の責任は重い」としている。