諭旨解雇とは? 懲戒解雇と諭旨解雇 違いは?
ご主人の転勤によりやむを得ず退職しなければならないことも
多いわけですが、正社員で働いている女性の場合、今までの会社での
キャリアが途切れてしまいますので、本人にとっても会社にとっても大き
なマイナスです。
ほんとうにどうしようもないことですが、何とかならないのでしょうか。
支店がたくさんあるような会社であれば、ご主人の赴任先にあわせて
女性も転勤してもらうことができればそれでいいわけですが、そのような会社は
なかなかありません。
私のお客さんでも先日、同じような事例で退職された方がいましたが
社長が 「ほんとうに最後までよく頑張ってくれていて助かった」と
とても褒めておりました。
引き継ぎなども丁寧にそして何よりも自分を少し犠牲にしてでも会社に
迷惑をかけないようにしようとする気持ちがとても素晴らしいものでした。
ほんとうに大切にしなければいけないのはこういう人のDNAです。
実際に私は外部の人間として出入りしていたわけですが、とても好感のもてる
接客、そして挨拶、ちょっとした一言や所作が優れていましたので、いい感じ
のヒトというのがイメージに残っていました。だからこそとても残念です。
なんとなくいい感じのヒトと思われるのはなかなか難しいのですが自然体で
相手からどう見られるのかという意識が大切です。
従業員の皆さんの前で社長は、本人に感謝の言葉をかけて、他の従業員にも
今回この従業員が助けてもらったことを今後にいかすことができるよう
考え方を植えつけていかなければなりません。
最近は自分のことしか考えず、今まで会社にさんざん世話になった
というのに、「それはそれ」と言って、急に退職しますといって明日から
全部有給休暇を取りますのでといって届け出を出してきて
一方的に休むような身勝手なヒトがたまにいるということで、そんな人をみる
たびに経営者は、胸を痛めるのでした。
仕事がものすごくできても、組織では使いにくいといわれる
ようなちょっと難しい人と一緒とはあまり働きたいとは思わない
でしょうし、仕事はチームで行うことのほうが多いので、経営者も
そのあたりはしつこいくらい事例をあげて伝えていきたいところです。
組織においては、気遣いや思いやり、コミュニケーション能力
チームワークが思っている以上に大事になります。
自分のことばかり考える人にはのちのちバチが下ると
いうことを聞いたことがありますので、まあ最低限のやること
人としてのマナーは守っていただきたいと思います。
会社を辞めたあとでもみんなに好かれる人、付き合いが続く人もいれば、
一方でまったく縁がなくなる人 といろいろいますが、噂はいろいろ広がりますし
業界はせまいもので、すぐ情報は入ってくるものです。
自分が結局損をしていることに気づかない(気づけないからダメなんですけど)と、ずっと
そういう人生になってしまいますので、自分のキャリアをよく振り返って
反省してみるのもいいと思います。