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大手企業が、運動部を縮小、廃止する流れのなかで
今回、ご紹介する埼玉県にある中小企業の深谷組という
建設会社が硬式野球部を創設するというので、ちょっと取り上げてみました。
この中小企業の新しい取り組みは、社長の思いがよくわかります。
狙いは、ずばり採用が厳しいなかで、人材を確保することにあるわけですが
人材としても体育会系の人は、組織によくなじむし、チームワークで
仕事をするのにも適しています。
働く側も、好きな野球もできて、プロを目指すことも可能だとか。
会社側も、社会人野球として企業の広告塔にもなれれば
という願いもあります。
また引退しても安心してそのまま働くことができ、キャリア面でもいかされる
ので、お互いにとってもいいことになります。
もちろん企業側には維持費もかかるので、それを先行投資として
考えられるかどうかですが、中小企業の採用事情を考えれば
その広告費用とも考えることもできるし、黙っていてはいい人材が
他に流れてしまうわけなので、やはり変化に対応したこの深谷組は
ユニークな制度とかではなく、これが生き残る道の1つの方法だと思います。
もちろん企業及び社員の結束力はスポーツを通じてより強固なものに
なるはずですので、3年以上の期間で考えてみたいと思います。
建設業は、とにかく人手不足だから、次の手をどんどん打たないと
ライバルに負けてしまいます。
野球以外にも地域性の強いスポーツがいろいろありますが
地域の活性化につながるもので、このような動きが加速することを
願っています。
日経新聞 11月の記事より一部引用
土木建設の専門工事を手掛ける深谷組(さいたま市、深谷和宏社長)は12月、実業団の硬式野球部を発足させる。建設業の人手が不足する中での人材確保策の位置付けで、来春は大卒・高卒を合わせて計19人が野球部員として入社する。一般社員と同じように働き、平日夜や週末に野球部員として活動。実業団運動部を持つことが、人材確保に悩む中小企業の採用策として定着するかが注目される。
以下省略
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