流産したときはどうなる? 労働基準法の産前産後休業
厚生労働省の50代の女性係長が
「昇任・昇格に男女差別があり、同期の男性
職員より遅れている」として、国に約660万円の
損害賠償と謝罪文の交付を求めました。
このような提訴ははじめてのようです。
現職の国家公務員が
国という雇用主を訴える
わけですから、まあ普通に考えれば
すごいことです。
18年ずっと係長というキーワードが各メディアの
ニュース上で目立ちましたが
男女差別があって昇任できないことが
違法ではないかと提訴したわけです。
この方だけ昇任できないのではなく
明らかに他の女性も含めて
判断しても女性を差別していると
いわれてしまうと国はどのように対応
するのか? 資料等が興味深いです。
国は、民間に見本を示す立場であり
また今、女性の活躍を推進している
国の政策にも反するので
あまりいい話ではないです。
私自身は、今後も注目したい事件の1つです。
毎日新聞より
男女間で昇任・昇格に違いがあるのは職場の女性差別が原因だとして、厚生労働省の現職女性係長が21日、国に約670万円の賠償と謝罪文の官報掲載を求める訴訟を東京地裁に起こした。現職の国家公務員が昇任を巡って提訴するのは異例。
訴えたのは厚労省統計情報部の50代の女性係長。訴状によると、国家公務員2種試験に合格し、1989年に旧労働省に入省。96年に係長になったが、以後は昇任できていない。
係長は同期入省の男性職員のほとんどが課長補佐相当に昇任している点を踏まえ「係長までは男女同様だが、課長補佐相当以上になると女性は蔑視される」などと主張。所属する部署で業績評価を担当する係が男性職員で占められているとして「能力があっても女性の昇任・昇格の道は閉ざされている」などと訴えている。
提訴後、東京都内で記者会見した係長は「自分だけでなく統計情報部の女性は他部局に比べて丸ごと昇任が遅い。職場でばかにされている感じがあるので、(提訴の)覚悟はできている」と話した。
厚労省は「訴状の内容を確認してから適切に対応したい」としている。【山本将克】
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