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パワハラ相談が急増=10年前の約5倍に 逆パワハラも深刻な現場の課題
パワハラ相談が急増しているという厚生労働省の発表が
ありましたのでご紹介しておきます。
10年前から比べると、約5倍ということ。深刻なものもあれば
そうでないものもあるので、このような統計はトレンドをおさえると
いうことで大丈夫ですが、問題はその内容でどのようなものが
多いかということを把握しておき、自社に置き換えてみることが
必要です。
パワハラも確かに問題ですが、企業にとって実は軽視して
はいけないのは、逆パワハラです。水面下にある根深い
解決できないことが実はたくさんあるという会社も知っています。
■例えば、逆パワハラの例
上司に感情的になってすぐ暴言を吐く、部下は、
常識知らずもいいところだが、指導しづらい雰囲気を
醸し出しているケース。
部下の機嫌がいいときと悪い時の差が激しく、すぐ
ヒステリックになり、周囲に迷惑をかけるので
上司が注意すると「泣いたり、わめいたり」で収拾が
つかなくなり、上司が胃が痛くなり休みがちになったケース。
パソコン操作が苦手な上司に「何度教えたらわかるのかと
いいかげんにしてください」と怒鳴ってしまうようなケース。
何か指摘するとそれパワハラじゃないですか?と強い
口調で反論する部下
指導の範囲を超えていると思いますが・・・。なんて冷静に
言われるケース。
(これには、上司も萎縮してしまいますよね。)
問題社員や仕事のできない社員のなかには、このようなパワ
ハラなどの言葉のブームに便乗して、攻撃的になって
自分を守ろうとする人がいますのでその対策も必要です。
一般従業員向けのセミナーも大切なんです。
企業側も管理職にパワハラ研修を実践しているので
マネージャーなどはかなり神経をつかうようになってしまい
正しいマネジメントができなくなっているようです。
最近は女性のほうが強くなっている会社も多く、
女性3人くらいがまとまって
男性上司にみんなで集団いじめのように、いろいろ
文句を延々というようなケースもあると聞いたことがあります。
パワハラ相談は今後も増えると思いますが、メンタルヘルス不調に
つながることが私の過去の経験からは圧倒的に多いので
事前の対策がかなり重要になってきます。
時事通信 5月30日 16時45分配信
パワハラ相談が急増=10年前の約5倍に―13年度労働紛争
厚生労働省は30日、2013年度の個別労働紛争の相談状況を発表した。
パワハラを示す「いじめ・嫌がらせ」の相談件数は前年比14.6%増
の5万9197件に上り、10年前の約5倍に急増している実態が浮き彫りとなった。
パワハラがここ数年で広く認識されるようになり、職場での上司や
同僚とのトラブルに関して労働者の問題意識が高まっている
ことが急増の原因とみられる。主な内容としては、上司による暴言
や暴行、過度な仕事の押し付け、無視などがあったという。
以上
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