王将フードサービス 事件の背景を考える
労使トラブルは、初期対応で9割決まるという
ことを話すことが、たまにあります。
それだけ初期対応が大事ということなんですが
そのあたりを理解できず、気の短い社長が
余計なことを言ってしまって、取り返しの
つかないようなこと(裁判とか)になったりします。
そうは、いっても9割決まるという9割の根拠は
まったくないのですが、なんか納得してしまいがちな
魔法の言葉であったりします。
「人は見た目が9割」とかいう書籍の影響も
あって、「9割」は、ちょっと使いたくなる
キーワードだったりします。
05年刊行の新潮新書「人は見た目が9割」がヒットしてから
ちまたには9割本があふれています。
その中でも、「営業は準備が9割!」、
「伝え方が9割」という本がなかなか
売れていたりします。
人事労務の専門家としても、専門分野の本を
読んでいるだけでは駄目なのでこれだけ
売れている本くらいは読んでおきたいと
思います。
話は大きく飛びましたが、
労使トラブルは、初期対応で9割決まる?
という答えについては、経営者が法律や労働者個人の
感情を無視した誤った対応をすれば
9割は、会社側が不利になり、大きなトラブルに
発展するということがいえるような気がします。
もちろん根拠もありませんし、これまでの
経験から感じたことですので参考程度にして
いただければと思います。
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