「長年勤務の契約社員の退職金格差は違法」 メトロコマース事件
毎日新聞によると 厚生労働相の諮問機関は、期間があらかじ
め定められている「有期労働契約者」が契約を繰り返して通算5年を
超えると無期契約に転換できるルールに特例を設けるべき
だとする建議(報告)を厚労相に行いました。
特例の対象となるのは、
■高収入で高度な能力を持つ有期労働者
■定年後も同じ会社で働く高齢者
通算10年を超えるまで無期契約に転換できなくなるため、逆に
雇用側から早期の雇い止めには遭いにくくなるとしている。
報告書は、高度専門能力を有する者の要件を「国家資格を持つ者」
「年収1075万円以上の技術者」などとし、システムエンジニアや
デザイナーなどを想定しているそうです。
ただ単純に歩合が高いからとか、ポストが高いからといって
もその対象にはならないものと思われます。
厚労相は今後、特例法での対応を検討し、来年4月
の施行を目指すということでおそらく改正されるもの
と私は思っています。
何ごとも完璧にスタートすることはないので今回も
実態に矛盾があったり、逆に改正そのものが悪い方向に
動くことも予想外に出てくるのであれば、それは
正しい方向にシフトすべきだと思います。
しかしながら現行の改正労働開脚法は25年4月からということで、
ちょっと早すぎる改正に疑問の声もあります。まあ定年のところも
高度の技術をもつ高収入の人も逆に早期に雇止されるリスクを
軽減できるのであれば、必要なものなのかもしれません。
私の立場というより顧客の立場からいえば、このような
特例は何でも歓迎でこのようなことをわかりやすく解説
していくのが、私たち専門家の使命だと思います。
厚生労働省 有期労働契約の無期転換ルールの特例等について(報告)
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11301000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu-Keikakuka/0000037312.pdf#search='%E5%A5%91%E7%B4%84+5%E5%B9%B4++%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E7%9C%81+%E7%89%B9%E4%BE%8B'
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