社風を数値化? 企業子宝率とは?
日本橋人形町で奮闘する
社会保険労務士の庄司英尚です。
昨年、スポットでご相談をいただいていた
育児休業の復帰拒否したいという案件から
学んだことです。
弊社は、顧問契約をしているお客様以外に
その都度の問題解決のためのコンサルティングを
スポットの契約としてお仕事をさせていただくことが
ありますが、今回はそのようなケースで何とも
最終的にはしっくりこない結果となりました。
育児休業の復帰をしてもらっても仕事がないという
ことで解雇したいという典型的な中小企業の
相談でしたが、代表者と面談できなかったので、
結局本心がわからなかったのですが
印象としては、適切な判断もできず、
意思決定もできない。そして本当に法律などについて
アバウトな考え方でやはりお気楽なダメ経営者の
典型的でしたが、このような経営者のもとで
働いているほうも楽じゃないです。
沈みゆく泥船なのに手を打てないというか、考えないという
問題先送りのサラリーマン的な経営者では改革はできません。
育児休業復帰を拒否することはもちろんできないのですが
リストラが必要なときにただ、法的に拒否することができ
ませんよと答えていたら、社労士などいりません。
きれいごとばかりでは、問題は解決しませんし
問題から目を背けても問題を先送りするだけで
それがあとになって重くのしかかってくるのです。
時に経営を傾かせるきっかけになりますので、社長と
本音で話し、時には厳しいこともいいながらも
決断をしなければいけないことがあるということを
わかってもらいたいと強く思ったしだいです。
流されるのは簡単ですし、誰も嫌がられるようなきついことは
いいたくありません。いい人を演じていてもそれは
結局無能な人扱いで最後には小馬鹿にされておしまいです。