諭旨解雇とは? 懲戒解雇と諭旨解雇 違いは?
中小を含む企業の約2割が「仕事に必要な能力の欠如」などを理由に
した普通解雇や、業績悪化などに伴う「整理解雇」に踏み切っている
という調査結果が明らかになりました。
こちらは、独立行政法人 労働政策研究・研修機構の
「従業員の採用と退職に関する実態調査」調査結果
からのデータですが、思ったより解雇している割合が
多いという印象があります。
データの傾向として押さえておきたいポイントは
規模の大きい企業ほど退職勧奨の実施割合が高く、
1000 人以上規模では約3 割にものぼるということです。
「従業員の採用と退職に関する実態調査」調査結果
http://www.jil.go.jp/press/documents/20130731.pdf#zoom=100
毎日新聞より
<退職勧奨>大企業の3割で実施 解雇規制実態は緩く?
大企業の3割が最近5年間で退職勧奨を実施しているほか、中小を含む企業の約2割が「仕事に必要な能力の欠如」などを理由にした普通解雇や、業績悪化などに伴う「整理解雇」に踏み切っている実態が、労働政策研究・研修機構の調査で明らかになった。政府の規制改革会議では「日本の解雇規制は厳しい」と指摘されているが、企業の労働問題に詳しい小川英郎弁護士は調査結果に「日本の解雇規制の実質は厳しいのではなく、緩やかだという現実を物語っている」と話している。
調査は同機構が昨年10月に従業員50人以上の民間企業2万社にアンケートをし、5964社から回答を得た。「ここ5年間で退職勧奨を行ったか」の問いに「ある」は16.4%で、「ない」は82.4%。しかし従業員1000人以上の大企業に限ると「ある」が30.3%にほぼ倍増した。
解雇を実施していないと回答した企業は77.9%で、普通解雇実施が16%、整理解雇実施が8.6%だった。普通解雇の理由は、本人の非行30.8%▽仕事に必要な能力の欠如28%▽職場規律を乱した24%など。整理解雇に伴う支援として、退職金の割り増し34.3%▽再就職あっせん24.3%などが挙げられたが「支援なし」も24.7%に上った。整理解雇には労働組合や労働者代表との協議が求められるが「協議をしなかった」が46.9%で、「協議した」は21%に過ぎなかった。
また、受け入れなければ退職を余儀なくされると説明して労働条件を変更したと回答した企業は8.1%あり、変更したのは賃金(54.4%)、転勤、労働時間などだった。【東海林智】
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社会保険労務士 庄司英尚