社員の「脱スマホ」に会社が奨励金 その目的はいったい何なのか
こんにちわ
本日は、大和ハウスの太っ腹な
人事制度を取り上げてみました。
sannkei biz からの引用になります。
このサイトのわが社の掟というコーナーは非常に勉強になります。
他の企業の事例もぜひご覧いただければと思います。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/111127/bsg1111270701000-n1.htm
子供が生まれたら100万円 「大和ハウス」の有り難い人事制度
大和ハウス
社員に子供が生まれたら100万円を支給するという、太っ腹な人事制度を設ける大和ハウス工業。住宅メーカーにとって、厄介な問題である少子化の解決のため、足元から改善していこうという試みだ。
大和ハウスは平成17年度から、社員が自分の意志や家庭の都合などで働き方を選べる基盤作りのため、人事制度を刷新した。そのなかで導入されたのが、子供が1人誕生するごとに社員に出産祝い金として100万円を支給する「次世代育成一時金制度」だ。
「少子化の歯止めに少しでも貢献したいという思いがあった。生まれてくる子どもたちは将来、顧客となるからだ」。高野雅仁・人事部人事厚生グループ長は、制度導入の背景をこう説明する。
初年度には、男性社員に3つ子の赤ちゃんが誕生し、計300万円が支給された。20年度には、双子14組を含む724人の赤ちゃんが生まれたという。近年は、生まれてくる赤ちゃんの人数は毎年度600人台で好調に推移。今年度は10月までに395人の子宝に恵まれている。
「制度が導入されて、入社試験の応募が増えたということはないし、社員が積極的に子作りに励むようになったというわけでもないようだけど…」と高野氏は苦笑いする。
住宅メーカーは職場結婚する社員が多い。特に営業部門の社員は土日に働き、火・水曜が休みとなるなど勤務形態が異業種と異なるケースが少なくないからだ。社員同士の夫婦に赤ちゃんが1人生まれたら、200万円?と思いきや、「赤ちゃんが1人なら100万円」(高野氏)だそうだ。
制度導入に伴い、子供が高校を卒業するまでに月5000円ずつ支給する「家族手当」は廃止された。「月5000円ずつだと、お父さんの酒代に消えてしまうかもしれない。でも、100万円をまとめてもらえば、貯金など有効に活用できる」(高野氏)。実際、たいていの社員は貯金に回しているようだ。
子供は生むよりも、育てるほうがはるかに大変。このため、同社は育児支援にも力を入れている。
子供の誕生から5日間の連続休暇が取得できる「ハローパパ休暇」、子供が3歳になるまでに1カ月単位で2回まで休暇が取得できる「育児休業制度」、未就学の子供が病気になった場合などに1年に5日間まで取得できる「子の看護休暇」、各四半期につき1日、本人か家族のための休暇を計画的に義務づける「ホームホリデー」など盛りだくさんだ。
住宅メーカーだけあって、住宅手当も手厚い。持ち家を取得すると、月2万円が支給されるといい、30歳以上の社員の6割近くがマイホームを持っている。19年からは毎年夏、子供たちを職場に迎える「こども参観日」も開催。名刺交換や住宅模型の作成を体験する機会を設けている。
こうした制度の背景には、優秀な人材を逃したくない企業側の思いが強い。高野氏は「住宅メーカーは仕事が厳しいほうで、働く意欲や生活の充実を支援したい」と話す。社員を「宝」のように大事に扱うことで、会社の業績も伸びると信じている。(宇野貴文)
(以上)
いかがでしたか? 生まれる子供の数について少し効果があるのかと思いましたがそれほどでもないということ。単純ではありません。
それでも従業員が家族手当よりも一時金でもらうほうを望んでいるのであれば、この制度は成功だと思います。
参考までに私のブログで、大和ハウスさんの他の人事労務の取り組みについて過去に紹介していますのでご覧になっていただければと思います。
大和ハウス 時間単位年次有給休暇制度
http://iwave.blog73.fc2.com/blog-entry-742.html
本日もコラムを読んでいただきありがとうございました。
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庄 司 英 尚(社会保険労務士)
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