給与（給料）が振り込まれないというリスクを回避する　みずほ銀行システム障害

2011年3月23日公開 / 2011年4月12日更新

テーマ：賃金・給料・給与

コラムカテゴリ：ビジネス

みずほ銀行のシステム障害は、かなり厳しい状況です。

いまだに全面復旧のめどが立っていませんが、今週25日には、みずほにおよそ190万件の給与振り込みが集中する見通しだそうで、今回のトラブルに重ねてまたも大規模なトラブルが発生する可能性が指摘されているとのこと。

こんな話を聞いたら、リスク回避に動くのが、きちんとした企業の行動です。三菱UFJ東京銀行、三井住友銀行などに給与振込業務を変更したいという申し出もでてきているようです。実際に25日の給与振込は手配済みのところがほとんどでしょうけど、従業員にとって給与が振り込まれないということは生活に直結し、カードの支払いもできなくなり、大きな損害を受けてしまいます。

このように各企業に非はないとしてもできる限りのリスク回避をしておかなければいけませんし、万一に備えて、会社も一旦貸付をしたりすることも検討しておいたほうがいいのかもしれません。

実際、クライアントからも通帳記帳したら内容がめちゃめちゃだったり、振り込まれる売上金が入っていないなどという声もあり、中小企業の現場では大変なことになっています。

銀行も合併などにより窓口撤退が続き近くに窓口のある支店がないことも多く、困っている方もたくさんいます。私は別に不満をいうわけではありませんが何とか通常状態に1日でも早く戻ってほしいと思います。

大手銀行間では、今回のトラブルを受けて、給与振込業務などに協力する姿勢のようですが、このみずほトラブルは、理由があるとはいえシステムが脆弱であることを世界に広めてしまい、経済に大きな影響を与えています。

参考までに弊社というか私も個人口座もあわせるとみずほ銀行に口座が4つあり、ほぼメインで使っているので先週もいろいろな振込ができなくて大変困りました。

いずれにしても中小企業の経営者としては、ATMなどでいつでも現金をおろせるからいいと発想を変えて、こういう地震のあとの緊急事態になったらすぐに手元に50万とか100万の現金を持っているほうがよいと思われます。

先日、友人の経営者と話をしたら、地震直後に即効でおろせるだけのマックスのお金を口座からおろして現金化したそうです。こういうのもリスク回避ですし、心の安心にもつながります。（私も同じ行動でした）

さて、今回は義援金の振込集中など、みずほ銀行にもいろいろな事情があるのでしょうけど、何とか頑張ってほしいと心から思います。

本日もコラムを読んでいただきありがとうございました

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