厚年基金制度廃止へ=来年の通常国会で法改正―AIJ問題受け・厚労省
最近、退職金制度をつくりたいという相談がありましたが、実は退職金については何となくそろそろつくろうかなという感じでしたので、そもそも退職金がどういうメリットがあるかなど基本的なことからお話しました。
そのときの内容は、大まかな感じで次のとおりです。
まずメリットは、
1 長く勤めてもらうインセンティブになるということ、
2 退職金は、税的に優遇されていること
3 労使トラブルの抑止にもつながること
4 何よりも従業員は老後の安心、外部からの信用がアップ
もちろん他にもいろいろありますが、わかりやすくいうとこのようなところです。
退職金制度は、そもそも絶対もうけなければいけないわけではありません。しかしながら、現在新卒で入社する従業員の親世代は、やはり退職金制度のある会社でサラリーマンとして働いている人も多いので、それだけでも印象はよくなるでしょう。
しかしながら最近では、退職金よりも前払いしてもらったほうがいいという若者も多いのも事実です。価値観が多様化する中でどのような選択をしていくかは、その企業の業種や事情、年齢構成などを考えて検討していくのがよいでしょう。
先ほどまで、私の担当のクライアントの退職金計算の明細書をつくっていたのですが、それほど勤続年数が長いわけでもないのに、退職所得控除が大きいので、課税される所得はかなり少なくなっています。課税所得、税率、所得税、住民税など端数処理の件もちょっと複雑というか確認をしないと金額がずれることもあるので実務の担当者は、丁寧な仕事をしたいところです。
お役人が短期間で、退職金だけをもらって税金のかからない所得を稼いで、また次の会社へと渡り歩くのは、そのようなメリットがあるからそうしているだけです。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/__/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
株式会社アイウェーブ
庄司社会保険労務士事務所
代表取締役/所長
庄 司 英 尚(社会保険労務士)
東京都中央区日本橋人形町2-32-4
人形町ロータリービル2F
URL: http://www.iwave-inc.jp
社長ブログ http://iwave.blog73.fc2.com/
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/