女性の就業継続は、育休制度を利用しやすい“雰囲気づくり”がポイント
最近ワーク・ライフ・バランスという言葉を聞く機会も増えましたが、実際のところのほんとうの意味はよくわからない人も多いようです。
先日も経営者の友人と話していたら、「ワーク・ライフ・バランスって結局のところ、残業を減らして、休みも増やそうという考え方でしょう?」 と言っていましたが、経営者にとっては、言葉自体にあまりいいイメージをもっていないようです。もちろん私はわかりやすく解説しておきましたよ。
私の友人がそう思うのも無理はありません。実際に、平成21年3月に内閣府が発表した、調査結果によると、(http://www8.cao.go.jp/wlb/research/pdf/needs.pdf)
「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」について、
■「言葉も内容も知っている」と答えた人は13.4%と、前回調査(平成20 年8 月)時点の11.3%からほぼ横ばい。
■「言葉は聞いたことがあるが、内容までは知らない」は34.8%。
まだまだ認知度は低いですが、企業規模で違いがあるのも確かです。規模が大きいところは、会社でセミナーを受講していたり、会社全体でワーク・ライフ・バランスに関連する何らかの活動をしていたりすることもあります。
■「言葉も内容も知っている」は100 人未満企業では
1 割前後、500 人以上の企業に勤めている人では約3割。
最近ワーク・ライフ・バランスという言葉は、誤解されています。もっと経営的な視点
から企業側が考えないといけないのですが、子育て支援や少子高齢化の問題ばかりに
注目が集まりすぎて問題の本質から遠ざかっているように思えてなりません。
今後もたまにはワーク・ライフ・バランスというテーマについてはいろいろ書いて
いこうと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。