こんな方をなくしたい!なぜ、私の痛みは治らないの?
こんにちは、GENRYUです(^^)
今回は、知られざる脳のパワースポット「脳幹の秘密」
こちらを解説していこうと思います。
脳の構造は大きく「大脳」と「脳幹」と「小脳」の
3つのパーツに分かれているという話は以前のコラムでさせて頂きました。
今回は2つ目のテーマ「脳幹」を深ぼっていきたいと思います。
「脳幹」の具体的な機能を一言でいうと「生命を支える司令塔」といえます。
「脳幹」は、脳の下部に位置し、脊髄に直接つながる生命維持の中心です。
この小さな領域は、私たちが「無意識に行う多くの重要な機能」を管理しています。
脳幹は「延髄」「橋」「中脳」という3つの主要な部分から成り立っていて、
それぞれが異なるが関連する役割を持っています。
これから、これらの具体的な機能について詳しく説明します。
1.「延髄」の機能
延髄は脳幹の最下部で、生存に直接関わる機能を司っています
①呼吸の調節
呼吸リズム生成:延髄には「呼吸の基本リズムを生成する中枢」があります。
この中枢は、体内の酸素濃度が低下したり、二酸化炭素が増えたりすると、
呼吸を速めて調整します。
これにより、私たちは運動中や高地で呼吸をコントロールしているのです。
例えば、急に階段を上った後に息が切れるのは、
延髄が「酸素を増やせ!」と指示しているからです。
②心拍と血圧の管理
心拍数の調節:延髄内の心血管中枢は、心拍数を制御します。
ストレスや運動などで心拍が速くなるのは、この中枢が交感神経を活性化しているためです。
血圧の調節:血圧も同様に延髄によって管理され、血圧が急に変動した場合に適切な調整を行います。立ちくらみの防止や、体位変換時の血圧調節もここで行われます。
③反射活動
咳、くしゃみ、嘔吐の反射:これらの反射は、体内の異物を排除し、健康を守るための生存反射です。毒性のあるものを食べた時、嘔吐反射が起きるのは延髄の働きで、身体を保護します。
嚥下反射:食べ物や飲み物を飲み込む時に生じる反射も延髄が制御します。嚥下困難は、この部分の機能障害のサインとなることがあります。
2.「橋(きょう)」の機能
橋は延髄の上に位置し、以下のような重要な機能を担っています
①情報の伝達
神経信号のリレー:橋は大脳と脊髄の間の情報交換を助けます。
感覚情報を大脳に送り、運動指令を脊髄に伝える「情報の橋」としての役割を果たします。
②睡眠と覚醒
網様体賦活系(RAS):橋には睡眠と覚醒のサイクルを管理するRASが存在します。
このシステムは、脳の覚醒レベルを調節し、睡眠と起きている時間のバランスを取る
重要な役割を果たします。
RASが異常に働くと、睡眠障害や過度の眠気に悩まされることになります。
例えば、睡眠時無呼吸症候群は橋の機能不全と関連していることがあります。
③眼球運動と顔面感覚
眼球運動:眼球の動きを調整する神経核が橋にあり、私たちが物を見る際に目を動かすことができます。
顔面感覚:顔の感覚も橋によって管理され、例えば、風や熱を感じることができます。
3.中脳の機能
中脳は視覚、聴覚、そして運動機能の調整に重要です
①視覚と聴覚
視覚情報の処理:中脳は視覚情報を処理し、眼球運動を調整します。
突然の視覚刺激に反応するのも中脳の役割です。
②聴覚情報の処理:急な音に反応する反射も中脳が担っています。
③運動機能
黒質とドーパミン:中脳の黒質はドーパミンを生成し、
これが運動調節や報酬システムに影響を与えます。
ドーパミンの減少はパーキンソン病の主な原因です。
運動コントロール:運動のスムーズさや、体を動かす際の微調整の一部も中脳が管理します。
④眼球運動
上丘:視覚情報に基づいた眼球の動きを制御します。
読書や映画鑑賞時の眼球追跡は、この部分の働きによるものです。
「脳幹」は私たちの生命活動の中心であり、その健康は私たちの日常生活の質そのものに影響します。
「脳幹」の具体的な機能を理解することは、自分自身の健康管理に欠かせないと思います!
運動、睡眠、栄養、ストレス管理を通じて脳幹を健康に保つことは、
「豊かな人生を送るための基本」です。
ぜひ、覚えておいてくださいね(๑•̀ㅁ•́๑)✧
それではまた次回、「脳」のことを一緒に勉強していきましょう(*^^*)