マイベストプロ京都
井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

面接で面接官にアピールしなければならないこと

2014年8月23日

テーマ:実は知らない面接対策・集団討論対策

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

面接が0点だったという記事を見ました。
受験した側から言わせれば、「ゼロのはずはない」と言いたい
気持ちはわかりますが、採点者側に言わせれば、「採点者がゼロと言ったらゼロ」
になります。面接はたいていは減点法ですので、点数がなくなってしまうことは、
そんなに珍しいことではありません。
記事に従えば、面接は50点しかありませんので、ひどければ、ゼロもあり得ると
考えて面接に臨む必要があります。当塾でも面接対策にはかなり時間をかけます。
面接対策の項はこちらをご覧ください。

この記事では年齢差別のことが指摘されていますが、
「絶対ないとは言えないものの、あまりない」といったところでしょう。
面接では採点する人の見解がすべてです。フィギュアスケートでも審判の採点が
すべてであり、そういった競技です。審判の採点に異議を言うことは、必ずしも
否定されませんが、基本的には褒められた行為とは言えません。
最近は野球でも、テニスでも、バレーボールでも、「チャレンジ」が認められていて、
一定の範囲内では、ビデオ判定を求められることが許されますが、これはルールに
基づいて、客観的基準(つまりラインに入ったか入っていないかなど)に対する
チャレンジです。
しかし、面接はフィギュアスケートと同じ主観競技です。審判がダメといったらダメの世界です。
面接をわざわざ行う理由は、もちろん受験者の人物を見たいからです。
基本的には良い人物を見つけるというよりは、明らかに適性がない人物を
落とすという意味合いが強くなる傾向にあります。
採用する側が年齢を気にするという傾向は確かにあります。
助産師もそうですが、教える側が教えにくい年齢、資格を取ってもあまり長い年月
働けない年齢くらいの基準は耳にしたことはあります。
医学部も似たような傾向にあっても不思議ではありません。
しかし、それだけの問題ではなく、例えば志望理由などで、嫌がられるケースもあります。
記事によれば、
「後何度受けるつもりかと聞かれた」
とありましたが、この場合、面接では、この学校でなければならない理由を伝えた上で
「今回不合格の場合は、次回再度受験するために能力を磨きます」
くらいの話に持って行けるように工夫したいところです。
間違っても
「別の大学を受ける」
などとは言ってはいけません。当然
「そっちの方を頑張ってください」
と言われてしまいます。これを言ってしまうと、この人は、医学部に行きたいのであって、
当該の大学に行きたいとは言えないと判断されます。買い手市場の学校に
「他でも構いません」と言ってしまえば、学科の点数が足りていたとしても
不合格になることを覚悟しなければなりません。

まず組み立てておくべき理論は
「その学校のその学部でなければならない理由」です。
これが憲法のようなもので、後から出てくる言葉はこれに抵触しないように作るのです。


******************************

公式ホームページはこちら
大学院・大学編入受験専門塾 京都コムニタス
ご質問・お問い合わせはこちら

京都コムニタス公式ブログ
京都コムニタス看護学校進学部

自分磨きのための仏教
龍谷ミュージアム

この記事を書いたプロ

井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(株式会社コムニタス)

Share

関連するコラム

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都の出産・子育て・教育
  4. 京都の大学受験・共通テスト(センター試験)
  5. 井上博文
  6. コラム一覧
  7. 面接で面接官にアピールしなければならないこと

© My Best Pro