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コラム

否定のコミュニケーションが信頼関係を失う

2023年12月26日

テーマ:人間関係・コミュニケーション

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

私が人のコミュニケーションにおいて感じるのが
まず否定が多いということ。

人の話や対応を、まず否定から入る人が多いように感じます。

否定と言ってもそれは違うとか、何か反発・反論をするというより
人の話を聴こうとしない、受け止めようとしない
聴く耳を持とうとしないといった意味での否定です。

いわばコミュニケーションを拒否しようとすることでしょうか。

もちろん自分の意思で明確に否定しているわけではないですが
人の話を素直に聞けないと言いましょうか
まず自分の話や感情を優先してコミュニケーションの対応、判断をしてしまうわけですね。

人の話はまず聴いてみないことにはわかりません。

頭から相手の話を中断(否定)して
全部自分の思いだけで判断、対応してしまうことこそ
人の信頼を欠くコミュニケーションでしかありません。

自分が自分の話をしてる分には良いのですが
人の話を奪ってまで自分の話に置き換える。

こういったコミュニケーションを取られている方が多いように感じるんですね。

誰しもまず自分の話を聴いてほしいと思うものです。

それを遮ってまで自分の話をしてしまうコミュニケーションや
人の話を聴こうとしない態度で臨むようなコミュニケーションは
どこまでいっても表面上の付き合いでしかなく
表面上は馴れ合っているようでも心の衝突を生む関係性しか築けないでしょう。

このように良好な人間関係の築き方を知らない人
そしてできない(してない)人が多いように思うんですね。

しかもここで大きな問題なのが
お互いそれぞれみんな無自覚であるということです。

お互いそれぞれが無自覚なままで
ちゃんと相手とコミュニケーションをしていると勘違いしていること。

相手と交流(会話)はしていても
ちゃんと相手の話を聴けているわけではないんですね。

このような否定のコミュニケーションを続けていると
なかなか人と信頼関係を築けないのはもちろん
周りの人からの評価も下がってしまいます。
(表立って嫌悪されるわけではないため表面上は分かりづらい)

コミュニケーションでは傾聴が大事だと言われるように
まず相手の話を聴こうとすること。
受け止めようとすること。

自分の話に置き換えてしまわないようにする(相手の話を奪わない)事によって
人からの信頼も得られ一緒にいて楽しい人
感じのいい人の印象を周りに与えられますから(相性問題はありますが)
ぜひご自身のコミュニケーションを振り返ってみて
相手の話の腰を折ったり否定しないようなコミュニケーションを心がけてみましょう。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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