コラム
環境適応力とアンガーマネジメントと企業の持続可能性
2020年5月11日
社労士&アンガーマネジメントファシリテーターの三谷です。
今のコロナ禍の中で、労働環境も大きな変化にさらされています。
「環境の変化に適応できるものが生き残る」
よくこのように言われますが、アンガーマネジメントは、
この環境の変化にうまく適応するための手法でもあります。
どういう事かというと、
環境が変わるとたいていの人は拒否反応を起こします。
これは人間は安定を求める性質があるため仕方ない反応ともいえます。
怒りの感情というのは、何か自分が大切にしているものを守ろうとしている時に
発動されます。防衛感情ともいわれます。
環境の変化というのは、まさに今までの自分の安定した環境が不安定になること。
そこでイライラすることもあったりするのです。
しかし、環境が変わったときに、「まあ、いいか」「こういうこともあるかもね」と
自分の許容範囲を少し広げることで、その環境の変化に対応することができます。
アンガーマネジメントは、怒りの感情と上手に付き合うための技術ではありますが、
単なる技術ではなく、生き方そのものにまで影響を与える可能性があるのです。
企業は人の集まりです。
社員一人一人がアンガーマネジメントを体得し、
生き方そのものにまでなっていたら、
どんな環境の変化にも適応しうる永続性のある企業になれるのではないかと
最近そのようなことを考えています。
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