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最初が肝心。労災の際に大切なポイント。

2019年10月30日

テーマ:労務管理

コラムカテゴリ:法律関連

仕事中にケガをした場合、労災保険が適用となり、
健康保険の適用はされません。

ということは、多くの方がご存知だと思いますが、
では、実際に労災事故が起こった場合、どのように手続きすればよいのか、
人事や労務の担当者は適格に対処する必要があります。

はじめて労災の場面に出合った担当者から「まず何をしたらいいですか」と
聞かれることもしばしばあります。

そんな時に私がお伝えしていることは、まず、被災された方に対して、
「病院で診察を受ける際、窓口で「労災」である旨伝えるように」ということです。

病院では、何も言わないと通常の健康保険(本人の健康保険証)で処理をし、
後から労災に切り替えるとなると、煩雑な手続きをすることにもなりかねません。
私の経験から言うと、病院側もあまりいい顔をしてくれません。

そのため、必ず、「労災です」と窓口で病院に伝えることが非常に重要になります。

そのように病院に伝えておくと、
薬局にもその旨がカルテ等によって伝わりますので、
その後の手続きもスムーズで、被災された方にも負担がかかりません。

とにもかくにも、はじめが肝心です。

この記事を書いたプロ

三谷文夫

労使ともに幸せになるための労務管理のプロ

三谷文夫(三谷社会保険労務士事務所)

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