コラム
「会社のルールブック」に評価制度の内容を盛り込んだ例
2019年5月13日
以前、「会社のルールブックを作成するメリット」というコラムを書きました。
https://mbp-japan.com/hyogo/srmitani/column/5017344/
私がおすすめしているルールブックは、一般的な就業規則とは違います。
就業規則の中身をかみ砕いて記載したり、
社長の想いや会社の理念などを載せることで、
従業員の皆さんと向かう方向を同じくしようという趣旨で作成するものです。
そのため、10人未満の就業規則の作成義務のない会社にとっても
とても有意義なものになると考えています。
さて、先日、A社でルールブックを作成するお手伝いをしました。
多くの会社のルールブックの作成をしていますが、
今回初めて、「評価制度の内容を記載してほしい」、
というのがA社からの依頼でした。
その狙いは、会社が評価する人物像を従業員に示しておくことで、
評価基準を明確にし、安心感をもって働いてもらうことにありました。
元々、A社には評価制度はあったのですが、
形式だけになっていて運用が曖昧になっていたり、
結局最後は社長がひっくり返して決めてしまう、というものでした。
離職者が相次ぐことに危機感を抱いたものの、
社長は当初これを実体あるものにすることに非常に心配していました。
評価制度も盛り込んだルールブックの運用はこれから本番ですが、
先週には早速、採用面接時にこのルールブックを用いて労働条件や
会社の魅力、自社が求める従業員像、を伝えたそうです。
採用担当者も、伝えることがまとまっているため
非常に面接がしやすかったと言っていました。
このように、採用活動時にも利用することもできますし、
よりよい組織風土を作っていくことにとても有効なツールが
「会社のルールブック」なのです。
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