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庄司英尚

現場を大事にする社会保険労務士

庄司英尚(しょうじひでたか) / 社会保険労務士

株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設)

コラム

変わる社員寮 福利厚生だけでなく経営戦略として考える

2017年9月6日 公開 / 2020年11月27日更新

テーマ:ユニーク制度・社内制度

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 経営戦略

社員寮は大きく変わってきて、最新事情は
ちょっとびっくりするくらいです。

企業側も有効活用しているようです。

社員寮は、福利厚生としてだけではなく、
たとえば、ショールームを併設したり、災害拠点に
したりといろいろ新たに工夫しているところが増えています。

社員寮のあり方も時代の変化とともに変わるのは
当然で、大手企業に限らず、中堅中小企業もちょうど
見直しする時期かもしれませんので、社宅も含めて
他社の動向も気にかけておきましょう。

ダイヤモンドオンライン記事より

社員寮が復活!ショールームや災害拠点併設など新タイプ続々
http://diamond.jp/articles/-/139938?page=4

こちらの記事の中で伊藤忠では、寮を福利厚生施設ではなく、「人材育成
の機会」、そして経営戦略である「健康経営」の一環と捉え、コミュ
ニケーション活性化のための施策だと位置付けているとのことですが、
働き方改革にもあっているので、とてもいい考え方だと思います。

もともと朝方にシフトしていることもあり、社員寮が適度に便利な
ところにあるのもいいと思います。

私も新卒で入社した会社では、いわゆる古いタイプの寮に
入って先輩たちと交流しいろいろ教えていただき、社会
人生活を過ごしたものであの頃が懐かしいです。

食堂があって、お風呂は共同の大きな風呂でした。
私は食堂では朝も夜も食べない派で、外食する
ことが多く、食費がかかりました。

その後、自社で新しく立派な寮を新築して、引越しした
ら、今度の寮は室内に広めの洋室にキッチンはあるし、
ユニットバスも完備で、普通の賃貸マンションと一緒でした。
自己負担もかなり少なかったです。

入口は一緒でも他の社員と会うことも少なく、違う部署の人や
先輩方との交流はあまりなかったような気がしました。
皆が集まるロビーみたいなところはあったと思いますが
食堂はなく、寮という言葉は似あわないところでした。

唯一、寮らしいといえばお風呂は広々としたもので共同の
ものもつくっていたので自分の室内で入る人もいれば、
共同の風呂に来ている人もいました。使い分けができるので
とてもよかったです。

寮に併設して駐車場もあったし、ほんとうに当時は
恵まれていたと思います。

バブル崩壊、リーマンブラザーズの破たん、その他
世の中のトレンドにあわせて自社の寮や施設を売却
した企業も多いのですが、景気が良くなる中で
将来の人材確保のためにも、働く良い環境を整える
という意味で寮を新築していこうとする企業が増えても
不思議ではないのかもしれません。

この記事を書いたプロ

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