68.6% 「奨学金の返済を負担に感じている」
「奨学金返済支援制度」がさまざまな会社で導入されて
話題になっていますが、日本経済新聞によると
精米機メーカーのサタケ(広島県東広島市)は17日、入社後に奨学金の返済を一部援助する「奨学金返済支援制度」を新設したと発表した。社員が入社から丸3年を経過すると、月2万円を上限に返済額の3カ月分、5年を経過すると同じ条件で6カ月分を夏季の賞与(ボーナス)に上乗せして支給する。新入社員を支援し、働く上で励みにしてもらう。
同制度を利用するためには、奨学金の受給額や返済予定など必要な事項を会社に申請することが必要になる。新制度の導入について「卒業後に奨学金の返済を滞納するケースが社会問題になっており、会社として支援できないかと検討した」(同社)という。
新制度の導入で社員の早期離職を防いだり、就職活動をする学生にも福利厚生などが充実していることを訴えたりする狙いもあるという。
現在、サタケで勤続5年目までの社員の約37%が奨学金制度を利用しており、毎月の返済額の平均は1万9千円に上る。
また、サタケは働き方改革の一環で週休3日制を7月上旬~8月上旬に試験導入する。平日に会社の休日を設ける。学校が夏季休暇に入る時期に重なり、家族で過ごしやすくなるとみており、生産性向上にもつなげる。
以上
こちらのサタケの取り組みは日経新聞に取り上げられていたので
今回たまたまご紹介しておりますが、他にもさまざまな企業が奨学金返済支援制
度を創設して、新卒入社予定の学生へのアピールにも使っています。
実際に離職予防にもなると思いますし、入社を検討するきっかけになるのであれば、
その費用と採用コストを考えてやってみるのもいいと思います。福利厚生の充実を重
視する学生が増えているなかで、他の企業がやっているもので自社でもできるもの、それ
が価値あるものであれば早急に実施したほうがいいでしょう。問題なのは、継続すること、
そして効果がどうなのかということですので、経営陣はその内容を判断し、慎重に検討し
ながらも実施していくべきと思います。