国民年金の件を事例で考える スタッフと共有 その1

庄司英尚

庄司英尚

テーマ:社会保険(健康保険・厚生年金)

先日、ある方から携帯電話に質問がありました。
バタバタしていて労使トラブル三昧で頭を
切り替えるのに時間がかかりました・・。

質問等一部脚色してご紹介します。私も一瞬勘違いして(忘れていた)
謎解きまでかなり遠回りしてしまいました。

ちょっと自分に喝を入れなければと思った次第です。



質問
扶養に入っている妻の分で国民年金保険料を毎月払っているん
ですけど、これは何歳まで続くんですか?年金のこととかよく
わからないので教えてください。


答え
当然ながらこの方が国民年金の第一号被保険者ということで
あれば20歳から60歳までは強制加入となるので法律で加入義務は
60歳までとなります。任意加入で65歳、70歳まで加入できる制度は
ありますのでこちらをご覧ください。

国民年金 任意加入制度
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/kanyu/20140627-03.html

さて、質問に違和感をもったのは私だけではないでしょう。

扶養に入っていてという枕詞がついているのです。まあ自営業者で
税金のほうだけ扶養に加入しているならわかるのですが、
この方は会社員で社会保険に加入して健康保険の扶養に入って
いる方なのになぜ国民年金の保険料を払っているんでしょうか? 

「うーん?」 と唸ってしまいました。

もしかして健康保険の扶養もいつの間にか抜けていた? 

または どこかに就職してそのあとまた辞めて社会保険の
扶養の加入手続きが漏れている? 

または、年金事務所でデータのミスなどで3号だけ勝手に
喪失された? 

あるいは3号本人に何かがあったのか?

上記の理由や可能性をいろいろ考えて年金事務所に電話で聞いて
可能性を調べていきました。
それでもいまいちわかりません。扶養は抜けていないようです
ということで、ここまできてスタッフたちにも力を借り
ようとしました。

結構、この件では社内のスタッフたちと共有してなぜだ
ろうということでいろいろ考えたのですが、なかなか
しっくりこない。

まあこういった事例を共有して考える機会があれば、成長できますし、
スタッフたちの勉強にはちょうどいいし、何より盛り上がる
のでいいものです。

都合のいい私独自の前向きな解釈をしています。


ということでこの続きはまた明日以降のブログにて解説します。

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庄司英尚
専門家

庄司英尚(社会保険労務士)

株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設)

プロフェッショナル集団として学び続け、サービス業であるということを忘れず、何事にも全力で取り組みお客様の悩みを解決し、最終的には業績アップに貢献できるよう日々努力します。

庄司英尚プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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