「新卒の4月採用の新入社員が、もう辞めたけど、何か?」
新卒採用試験は、ずばりどんな方法でもいいと思います。
そこは、中途採用とは違います。
麻雀採用をして合否を決める会社もあってもいいし
焼肉を一緒に食べる面接を行うのも、企業側の考えが
あればそれでいい。
麻雀は、頭を使うし、論理的思考、勝負強さ、
勘の良さも関係するので、こういうユニーク採用
もありだと思います。
一方で、何かメディア受けを狙っただけのような採用方法は、
長く続かないし、その後の企業側にとってもマイナスになる
ことも、ありえます。
今回の企画は、カケハシさんがやっているミートボウルという
イベントものですが、以前からいろいろ考えてつくられてい
ますので参加している企業も増えてきて、その効果を感じて
いるからこそ、今年も参加ということなのかもしれません。
日刊スポーツ
麻雀打って、内定ゲットだ。カケハシスカイソリューションズが運営する就職活動サイト「ミートボウル」のイベント「エントリーシート代わりの麻雀大会」が6月24日、都内で開催された。当日は就職活動中の大学生・大学院生58人がエントリー。カケハシ社を含む6社の人事担当者が、戦いぶりを見守り、希望する人材探しを行った。各社から「普段接することのできない学生に会える」と好評の同イベントの詳細を聞いた。
今回で26回目を数える麻雀採用イベント。第1部が麻雀対局、第2部が懇親会という2部構成になっている。対局では、成績上位者が人事担当者と同卓でき、逆にラスを引くと卓につけない抜け番になるなど、なかなかシビアな勝負になっている。カケハシ社の中西マネジャーは「参加人数は過去最多になりました。人事担当の方々が注目している点は大きく2つ。牌効率の計算などができる頭の回転の速さ、それから知らない人と対局する際の気配りやコミュニケーション力です」と説明した。
学生たちは、イベント当日までどんな企業がやって来るのか知らされていない。そのために、エントリーする学生のジャンルも国立・私立、文系・理系とバラバラ。学生・企業ともに、普段の就職活動ではない層との接点が生まれることになる。また、人事担当者も麻雀を知っている人、知らない人が混在しているので、注目する視点もまったく違う。
教育事業を手掛ける全研本社の人事担当・橋本さんは「私は麻雀は分からないのですが、落ち着きなく牌をカチャカチャしていたり、感情のコントロールができているかだったり、そういうところを見ています」と明かした。手元を見ると、参加者の名前にいくつか丸印がついていた。「この後の懇親会で話したいと思った学生です」とニッコリ。自身2度目の参加ということもあり、早々にお目当ての学生を見つけた様子だった。
麻雀の強さを重視する企業もある。アミューズメント事業を手掛けるベガスベガスの槌谷さんは4回目の参加となるイベントの常連。「やっぱり麻雀が強い子を求めています。これまで実際に何人も採用していますし、採用した社員はみんな仕事でもレスポンスが早い」と評価している。手牌だけでも1打ごとに状況が変わり、さらには他の3人の動きが、自分の状況も左右する。臨機応変な対応が、そのまま仕事に生かされるというわけだ。
今後、さらに拡大する予定だという麻雀採用イベント。複数企業ではなく、単独で実施する企業も出てきている。リクルートスーツに身を包んでかしこまった時ではなく、卓の前で素を見せた時にこそ見える姿が、人事担当者が本当に見たいものなのかもしれない。
◆カケハシスカイソリューションズ 中堅中小企業の採用を主に手がけている。新卒採用では、「ミートボウル」「就キャス」などの就職活動支援サイトを運営。麻雀だけでなく、大喜利などユニークな採用イベントを多数実施している。