年末年始明け出社してこなくなる従業員の発生を防ぐには？

2016年1月21日

テーマ：問題社員・不良社員・ローパフォーマー

コラムカテゴリ：ビジネス

コラムキーワード：退職　手続き

年末年始休暇があけたあとの1月の最初の週に、従業員が出社して
来ない割合というのは他に比べて多いという話を聞いたことはありますか？

私は、統計をとっているわけではありませんが結構過去に相談にのって
いるケースが多く、実際に今年も同じようなことが起きてしまいました。

過去は、工場のライン勤務だったり、またはコールセンター勤務
または掃除のスタッフ、そして普通に調査業務をやっている人
コンサルティング業務やっている人、歩合営業マンなど
過去にいろいろな会社の相談を受けてきていますが、それほど
業界などに特徴があるわけではないのですが
上記の人たちが年明けに出社してこないで、連絡がつかず
、行方不明になったり、ラインで退職の意思を示すなど
一方的に通知して来る人がいました。

行方不明になってしばらくしてから退職届を一方的に送りつけてくる
というとんでもない従業員もいました。

年末年始は、少し時間ができるので実家に帰ったり、いろ
いろ将来のことを考えたり、または家族や恋人（奥さん、または
旦那）の一言が原因で、仕事を辞めてしまうことを決意したりといろいろな
事件（気持ちの変化）が起きやすいのは確かです。

でもこういういきなり行方不明退職パターンを会社は許しては
いけませんが、相手と連絡がとれないと本当にどうしようもありません。

でもそのようなことになるのは、何も従業員だけが悪いと決めつける
ことができません。実際に予兆があったりすることもあるわけでして、その時点で
改善のほうに向かっていけばいいのですが、最後の引き継ぎも
できず、会社に退職の意思も示さず、いきなり退職するなどというのは
やはり何か問題があるということはないでしょうか。

特に上司と部下の関係性は重要になってきます。ストレスを抱えていて、
部下が限界になっていてちょうど休みに入り、もう顔を見ることもできなく
なるくらい疲弊し、出社すらできなくなってしまうということもあります。

また電話で普通に会社の人と話せなくなるような人もいるわけです。メンタル
不調になっているのかもしれません。

すべてシャットアウトしてしまいます。ラインでさえ今回は全部無視だったとのこと。

いずれにしてもこういう人を防ぐには社内で仕組みをつくること
そして事前の面談など（就職して1年目、試用期間中は特に）でいろいろ
引き出すことも大切です。

今回、時間のない中でさまざまな視点から
アドバイスをいろいろさせていただきましたが、これという
決定的ないい方法があるわけではありません。

緊急連絡先として本人に提出してもらっているところにすぐに
電話をするというのも方法の１つです。

身元保証書をもらっていて連絡先が書いてあるようであれば
そこに1日または２日無断欠勤があった時点で電話をしたほうが
いいかもしれません。

一人暮らしなら家にもすぐに行かないといけないんですが、会社の人は
フットワーク悪いというか、すぐには動かないことが多いです・・・。

とにかく採用するにはかなりコストもかかりますし、仕事の引き継ぎも
しない、会社の鍵やカードなども持ったままでいきなり話もすることなく
退職届を一方的に送りつけてきて退職などというのはちょっとあり得ません。

さて、ここでこのようなことがあった皆様の会社に質問です。

会社の風土に問題ありませんか？
上司のハラスメントは大丈夫ですか？
コミュニケーションはとれていましたか？
その当該問題社員と仲のいい同僚などはいましたか？

上司や同僚への迷惑などを考えたりするような仕組みが
あれば、普通であれば少しブレーキがかかります。

とにかくこういう退職の仕方をする人が過去に複数いたということは
問題ですし、これを防ぐにはどうすればいいのか？　特に
社内でよく話し合いをすることが必要です。

私は、キーワードは、「職場環境」になると思います。

退職することは仕方ないのですが、いきなり、それも
きちんと直接挨拶もしないで理由もわからず、いきなり
連絡がとれなくなって出社しないままというのはダメです。

こういう問題を仕方ないと放置してしまうようではダメな会社といわれて
しまい、それでもいいんだと他の従業員から思われるのが一番ダメなので
何が何でも今後このような人が発生しないようにしないといけません。