猫の手 採用 からの脱却
働き手を酷使する「ブラック企業」の求人は門前払いにすることを
厚生労働省が昨年25日発表しました。
法令違反を繰り返す企業からの求人をハローワーク
で受け付けなかったり、正しい就業情報を企業に提供させたりして、
若者の採用後のトラブルを防ぐ新制度の詳細を決め、
来年3月から運用が始まるとのことです。
ようやく、動き出したかという感じですが
ブラック企業はしぶといですから、どうなることでしょうか。
今までハローワークでは原則求人を拒否できないという法律があったのですが
今後は、青少年雇用促進法に基づいて内容や状況次第で拒否できるようになります。
ハローワークの求人は質が悪いなどといわれないように
政府もやると決めた以上徹底的にやってほしいと思います。
その結果困ってしまって私どものような専門家に相談する機会も増えて
くるはずです。
そのためには求職者で実際に就職した方からの報告がしっかり
あることが大事になります。
また違法な長時間労働の指導を受けた会社も対象になるようなので
役所間の情報もどんどん連携してつながって有効活用されるようになります。
さらに新卒者募集には情報の開示について努力義務にとどまっています。
もちろん要求があったら義務になります。
どんどんオープンになるので、ブラック企業に見える要素があると
人が集めにくくなりますし、今後さらにその傾向は強まります。
青少年雇用促進法
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000097969.pdf