パパ・クオータ制 とは何? どんな意味?
資生堂ショックとは?
このキーワードの意味を知らなくても大丈夫です。
安心してください。最近のことですから。
ちょっと難しい話かもしれません。最近、話題になったの
でなんとなく知っている人が多くなったというくらいです。
「資生堂ショック」とは、資生堂が女性活躍推進の一環として、
子育てを理由とした短時間勤務中の美容職社員に対して、
遅番や土日勤務を求めた施策のことです。
これに対して、これまで子育て中の女性に「優しい」会社という印象が強かった
資生堂が、一見、女性に厳しく見える施策を打ち出したことで、
一部からは「時短勤務者に冷たいのではないか」と批判の声が
あがったということでネットで賛否がわかれ、さらにメディアが
とりあげたことでちょっとフィーバーしている感じです。
実際には、NHKの「おはよう日本」にて"資生堂ショック"の特集が紹介され、
ネットで大きな反響を呼んだわけですが、そもそも私が思うにショックでも
なんでもなくごく当たり前の対応で、遅すぎる対応ではないかと思うくらいです。
NHK “資生堂ショック” 改革のねらいとは
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2015/11/1109.html
業績悪化しているのは事実のようなので、そもそも会社が
安定していなければその先の働き方うんぬんという問題には
なりません。
別にネガティブなことでもなく、制度改革をしなければ
生き残れないということです。
現状では負の連鎖に陥っているので改革するの
はいうまでもありませんが、みんなで必死になって
協力し合って業績をよくするしかありません。
しかしながら、報道をみていると美容部員のノルマ接客ノルマ18人
というものもあるようで、時間が短い中では質が下がるのが
心配で、その結果売上も、モチベーションも下がり、ノルマをこな
すことのほうを意識しすぎることになったら本末転倒です。
いろいろな意見がありますが、簡単に言葉であらわすことができない
問題もたくさんあります。この会社の中で実際働いているわけでもありません
ので知らないことも多く、何も言えませんが、ただいえることは今後さらに
改革をし続けていかなければならないということです。
やはり企業イメージなど見た目の良さを売りにする一方で、犠牲になっている
ことも多く、制度疲労をおこしていたともいえます。大事なのは中で働く人、育児休業を
とる人たちの実態と会社の経営状況であって、運用がうまくいかなくなるのは
人数の構成からみても明らかです。
何事でも共通していますが、きれいごとだけでは経営は成り立たないことも
ありますし、企業側の論理だけでも働く側がついてきてくれませんので
そのあたりの調整が難しいところです。