職場での飲み会といった交流の機会 「必要だと思う」約4割

庄司英尚

庄司英尚

テーマ:人材育成・人材開発・人材教育

第一生命経済研究所は、全国の男女ビジネスパーソン
1440人を対象に職場のコミュニケーションに関する調査
を実施し、ランチや終業後の飲食の実態についてまとめた
結果を発表した。

第一生命経済研究所 職場のランチ・飲み会はどう評価されているか
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/watching/wt1502a.pdf

前回は、ランチについて職場の人との機会は減少傾向にあり
大企業の人のほうが中小企業の人より
職場の人とランチをする機会が多いという
記事を書いたが今回は、その第2弾です。


● 職場での飲み会といった交流の機会 「必要だと思う」約4割
「飲み会などの会合や付き合いがよくある」についてみると、
全体として「ランチタイムは職場の人と過ごすことが多い」
よりも回答割合が低く、「飲み会などの会合や付き合い」自体がここ
数年あまり多くない実態が垣間見える。

これについても、 大企業よりも中小企業で回答割合が
低いことが明らかになった。

近年、女性管理職が増加し、非正規社員の占める割合も
上昇した。また、育児や介護に携わる就労者が増え、
働き方や就労時間も多様となり、特に飲み会に関しては
時間帯が夜ということもあり、小さい子どもがいたり家族に
要介護者がいたりする場合などは参加しにくいという事情も
今回の調査には反映されている。

職場でのランチや飲み会といった交流の機会について、どの
ように評価しているか聞いた質問については、「必要だと思う」は
全体の約4割にとどまったが、「楽しい」と考えている人は
全体の約55%を占めた。

ランチ・飲み会ともに、「必要」「楽しい」と答えた割合が
最も高いのは大企業の管理職男性で、大企業の管理職および
非管理職女性も「必要」「楽しい」との回答が多かった。
職場でのランチや飲み会の機会をもてばコミュニケーションが
図れるというわけではないが、思っている以上に「楽しい」と
感じている人も多く、決してこのような機会について否定的
ではないので、個人の事情や職場の状況を考慮しながら、
コミュニケーションの場を少し工夫して設ける必要があるのではないか。

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庄司英尚
専門家

庄司英尚(社会保険労務士)

株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設)

プロフェッショナル集団として学び続け、サービス業であるということを忘れず、何事にも全力で取り組みお客様の悩みを解決し、最終的には業績アップに貢献できるよう日々努力します。

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