大塚家具内紛 同族親子トラブル 身近な中小企業にもある

庄司英尚

庄司英尚

テーマ:ビジネス・時事一般

大塚家具の親子トラブルのニュースをみなさんはどのような
気持ちで見ていますか?

実は、このような話は中小企業には意外にたくさんあって
親と息子でバトルして、企業が傾いてしまったり、
一方で息子が親父を追い出し、経営を再建したり
することはたまにみかけます。

そこまでおおげさなものでなくても、私のお客様でも
2代目、3代目などいろいろいらしゃいますが、先代との意見の
衝突、親子げんかなどは日常的にあるようです。

昔のスタイル、過去の成功体験にこだわる年配社長は、
息子が経営を引き継いでいても、ダメだしをしたり、
いろいろな意見を出して、自分の主張をどんどん
出してくるもので、路線変更しようものなら反論してきます。

今回、ワイドショーがおもしろおかしく取りあげていますが
さまざまな点でネタになるのだと思います。実際に一般の私たちには
関係ないのに、ついついこの大塚劇場を見てしまうのは
何か理由があるわけです。

これは、父と対立するのが息子ではなく娘であるという点、
大塚家具という一般消費者を相手にするビジネスである点、
そして何よりも上場している企業であるからという点などが
考えられるが、何といってもちょっと会長の
変わった記者会見をするようなところなどが理由かもしれません。

冷静にあの発言を聞いたらそれは
おもしろいものであり、やはりお家騒動はマスコミのいいネタになるのです。

過去には長女が会長から社長に任命されて、社長になったわけ
ですから、会長も勝手なものだと思います。

それでも株を保有したままの勝久会長がいると、
やはりこのような問題になりやすいです。

人口が減少している中、ライフスタイルがこれだけ変化しているにも
かかわらず、会員制モデルを打ち出して、高級路線でただつき進んでいくのは
ちょっと無理があります。

チラシばらまきモデル、大型店舗、お客さんに店員
1人がぴったりつく接客スタイルは、いくらお金持ちでも心理的にはあまり
嬉しくない人が増えているということを理解できないのかもしれません。

そして、親子で争えば争うほど、ブランド価値が下がるだけで、メリットはなく
お客さんは自然と離れていくということです。

またテレビの報道で気になる点をえあえていうと、
なぜかイケアやニトリと売上などを比較したがる専門家みたいな人が
多いが家具業界ではまったく違うジャンルなので勘違いしないほうがいいです。

単純に市場が違うわけで売上げで劣っているからというのはまったく
わかっていないです。仕方ないから比較しているならいいですが
イケアなんかと比較されたら高級家具業界も終わりですね。

だから、会長がニトリやイケアをみてたらおかしなことになるというのは
確かに間違ってはいないのです。

でも高級路線だけでなく、セグメントを分けて、ターゲット別の店舗づくり、
今であれば北欧スタイルのコンセプトが売りになるややカジュアルな
お店などを展開するべきなのですが、高級路線のイメージが先行
しているのはちょっと損な気がしました。

さて、私はオフィス家具業界出身ということで家具やインテリア業界については
今でも勉強しているので、内情を知っているつもりです。仕入れの仕組みや原価
などいろいろありますが、やはり大塚家具は業界に革命を起こし、かなり同業者
などからたたかれながらも成長して、今日の会社の形があるわけです。

最後に私のこだわりということで家具は買わないけど何となく見るのは好きです。
大塚家具の店舗は残念ながら回ったことはありませんが、何でも経験するのが
いいのではないかと思いますのでショールームに機会があれば行きたいです。
受付スタイルだとやはり私は小心者なんで行きづらいですね。

ちなみに最近だと家具は、アクタスの店舗などをよくのぞいています。
先日はカリモク60というショップも行ってきました。いずれも見ている
だけでハッピーな気持ちになります。あとはカッシーナと天童木工も好きなので
いずれ1つくらいは有名作品は手に入れたいと思っています。

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庄司英尚
専門家

庄司英尚(社会保険労務士)

株式会社アイウェーブ(アイウェーブ社労士事務所 併設)

プロフェッショナル集団として学び続け、サービス業であるということを忘れず、何事にも全力で取り組みお客様の悩みを解決し、最終的には業績アップに貢献できるよう日々努力します。

庄司英尚プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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