すぐに答えを求める従業員には、自分で考える癖をつけさせる
先日、「好意の返報性」についてのブログをアップしたのですが
これを書いたのは、自分への戒めであります。
http://mbp-japan.com/tokyo/iwave/column/40871/
こういう内容にも意外と興味を持つ人は、多いのかもしれません。
さて基本的にはこちらでは庄司英尚やアイウェーブとしての
仕事ぶりや人事労務に関する情報をお届けしたいと思っています。
ただ、心に響いたよかった話やお得な情報でシェアしたいという
ものは積極的に広げていこうと思っています。
さて、そんなわけで今日はお世話になっているWさんから
いただいているメルマガの一部を引用させていただき、
ご紹介させていただきます。
とてもいいお話で鋭い切り口の解説とわかりやすいまとめとたとえ話
がとても印象的で仕事ができるといわれる理由がよくわかるところです。
少しでも多くの人に伝えたいと思いましたのでご紹介させていた
だきます。
以下 引用です。
1.返報性を利用しよう
先日の日経産業新聞の「コミュニケーション改革」というコーナーから。
商談やプレゼンテーションの挨拶で最初の言葉は何がいいのだろう。
ある議員の話。ある言葉を最初に言うと、聴衆の反応が違うという。
単純な言葉「ありがとう」である。
ただし、"ひと手間"かける。
「本日は皆さまの貴重な時間を割いていただいたばかりではなく、このような立派な場所を
ご用意いただき、大変感謝申し上げます」。
その後、演台の横に立ち深々と頭を下げて「どうもありがとうございます」と言う。
言葉の流れに「ありがとうございます」を含めるのではなく、「ありがとうございます」を
際立たせる。
これが結構効果が高いと言う。
演台から離れて頭を下げる"ひと手間"で聴衆には感謝の気持ちが強く伝わりやすくなる。
すると聴衆の心にオートマチックな反応が起きる。
「ありがとうございます」に対して「どういたしまして」。
返報性の原則と言われるメカニズム。
「こんなに感謝してもらったのだから、聞いてあげなくちゃ」という気持ちが起きる。
プレゼンの冒頭などで感謝の気持ちを述べて返報性のスイッチを入れることは
コミュニケーションを高い確率で成功に導く。
買い物で「この大根200円だけど、150円でいいよ」と言われると、
買い物客は「うれしい」という反応だけでは終わらない。
「うれしい・・・けど悪いなあ」というお礼の気持ちが生まれ、「またここで買おう」という
行動につながる。
これも返報性の原則。
そう言えば、関西で行きつけのお店など、店主から「これサービス」って言われて
一品を出してもらうと、「これで帰ろう」と思っていたのに、「もう一品」となって
しまったり、
少しご無沙汰すると、行かないといけないと、義務感のように考えて行ってしまったり。
今考えると、自然と返報性の原則にはまっていました。
お店を選ぶ時も、複数あれば、知っている方、感じが良かった方を選ぶ。
これも、広い意味での返報性の原則ですね。
恐らく、普通の会社内での仕事も同じようなことが起きているかと思います。
如何に、相手に対して、いいようにしてあげるか。
ちょっとした"ひと手間"で、仕事もやりやすくなるのかもしれません。
引用ここまで
ちょっとしたひと手間を大事にするという気持ちほんとうにわかります。
忙しくしていて心をなくしてしまうと、思いやりがなくなり、返報性のことなど
忘れてしまうのかもしれません。
弊社スタッフもいろいろ考えてくれて、業務の進め方などを改善してくれますので
ほんとうに助かります。
どんな小さなことでもいいです。皆さんの職場にもきっとそういうちょっとした
ことありますよね?
次の人が使いやすいようにちょっと角度を変えるとか、切り口をカットするとか
見やすく色を変えるとかほんのちょっとしたことでも、受ける人にはその温かさ
はきっと伝わり、それに応えるような行動を自然とするようになるのです。
返報性はコミュニケーションの円滑化に欠かすことができない要素で、
私が意識して忘れないようにしているわけですが同じ時期にメルマガで
案内をいただいたのをみてシンクロしてちょっとした運命を感じました。
時事ネタでないブログは、2週間くらい前に書き溜めている
ものだったり(暴露しちゃっていますが)
するので、このシンクロ感にちょっとびっくりした次第です。
ハートがあって頼れる兄貴でビジネスマンとしても優秀な人間味のあるWさんの
行動を見ていると、自分がほんとうにダメだなと思い、落ち込んでしまいそうですが
こういう人がいるからこそ、私も刺激を受け、ダメな自分に喝をいれてもらっている
一面もあるので、前向きに受け止めていきます。
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