賞与の算定対象期間について労働トラブルから考えてみた
キャリコネのコラムを読んでいて給与の話といえば
私たちの専門業務であり、ちょっとだけコメントして
おきたいと思います。
ずばり、同僚と給料の話をするのはアリ?
私個人的には、仕事柄そういう話は、しないほうがいいというか
しないでほしいという意見です。お金関係が絡むと、結局上下関係
ができてしまうというのは真実。仲のいい同僚でもあまりお互いに
その給与とかの大事なことについては聞いたり、話題にしないほうが
いいと思いますし、別の会社の友人であってもそれは一緒だと思います。
私の場合も、独立したころは開業仲間に今年は売上いくらだった?なんて
聞かれても気になりませんが、さすがにちょっと知っているくらいの友人や
知り合いに聞かれたらわざわざ答えないですよね。
給与データを普段取り扱っているから、発言にはより堅くなるというのは
うちのスタッフも意識してほしいし、そのくらい賃金データというもの
を預かっている責任は重いということです。
さて、正月やお盆休みに親戚や友人などとひさびさに会って
ついつい話題になりがちなものとして給与の額などもありますが
うまくはぐらかす技術も学んでおきましょう。
恋人(結婚関連ネタ)、宗教、政治、の話は、
やはりタブーなのかもしれません。
もちろん恋人の話でも話せる友人もいるかもしれませんが
相手が同じ気持ちかどうかはわかりません。
過去の職歴や恋人歴、結婚歴、子供の学校の話なども
お互いあまり深く入りすぎたりしないほうが
いいし、トラブルのもとになる可能性があります。自分から
話をふらないでおくというのが大切です。たまにしつこく
質問ばかりする中途半端に仲のいい人がいますが
空気を読めないだけでなく、思いやりのかけらもないというのは
人としてまずいなあという人にも結構会ったりします。
人間はとにかく過去を気にする人が実はすごく多く
自分と気づかないあいだに比較して
近い状況にある、または自分が上にいるのかどうか確認し
精神的に安定して穏やかになるのです。だから
そうでないときは、もう大変・・・・。
仲良しの友人に対してもにこやかにしていながら
ものすごく嫉妬しているときもあるのです。それがストレスと
なっているわけですが、それがきっかけで
あとからネット上で攻撃を受けたりすることもあります。
女性にも多いのですが、妬み、嫉みとかこういう仕事を
しているからというのもありますが、聞いた話ですが
ほんとうに醜いものです。悪口を影で言われたりするきっかけに
なるものでもありますので、注意しないといけません。
さて、私も給与を公開している会社を知っていますが
社風がそういう会社であっているのなら、そして従業員が
気にしないのならまったく問題ないと思います。
しかしながら、給与額については公開していいことはあまり
なく、だいたい明細を見せ合って人間関係が悪化したとか、人事に
不満がきたり、説明を求められたりと厄介なことも多いのが
現状です。
それでは、会社は給与をほかの従業員に口外してはならないと
いう規定を設けることはできるのか?
それはできません。法律でもそのような規定はまったくないのです。
そうなると会社としてほかの従業員に
給与明細は見せてはならないようにみんなに
協力を求めるしかないのかもしれません。
結局のところ、何が正しいなんてないのですが
いろいろな価値観と一般的にこう思われる可能性があるのかと
いうことだけ学んでおくといいと思います。
キャリコネより引用します。
http://careerconnection.jp/biz/todaytopics/content_1785.html
米国のネットメディア「US News Money」によると、米国では従業員が給料について話し合うのを禁止している企業があるのだという。額が少ない従業員が不満を抱くのを防いだり、労働組合を組織することを妨げたりする目的があると見られる。
しかし、こうしたルールを企業が設けることは、米国労働関係法で禁止されているのだという。つまり会社は、社員たちがお互いの給与の額を明かし合うことを妨げることができない、ということだ。
給与を公開した会社では「かなり空気が殺伐」
一方、日本では、そもそもお互いに給与の額を明かすことは少ないのではないか。「ライフハッカー日本版」が翻訳した同記事に対しても、ツイッターでは「他人がなんぼ貰ってても関心はない。従ってこういう下衆な話はしない」と冷ややかだ。
マイナビの悩み相談にも、同僚に「給与明細を見せてくれ」といっても、ほとんどの人から「嫌だ」と断られてしまうという書き込みが見られる。
これには回答者から「給料の額は、ある意味通知表のようなものですから、やはり大っぴらにしたくない人が多いと思います」と、話題にすべきでないという意見が寄せられた。
この回答者は、学生時代の友人に給与額を聞かれたので素直に答えたところ、その額が思ったより高かったらしく、友人が機嫌を損ねてしまったことがあった。
「お金が絡めば、人と人との間に上下関係ができてしまうのは避けられません」“
ヤフー!知恵袋には、社員の給与が強制的に公開されているという会社に勤務する人からの相談があった。社員の年収が書かれたプリントが全社員に配布され、社員証を年収ベースで50~100万円ごとに色分けされた。
人事は、「給与を公開することでモチベーションがアップする」としたが、うすうすと分かっていた年収格差がくっきりと判明してしまったため、「かなり空気が殺伐としています」と明かしている。
「手取りだと40万円」大阪人はテレビ番組でも答える
ただし年収は「人間の上下関係」を作るものでなく、高かろうが安かろうが気にする必要はない、というあっけらかんとしたスタンスの人たちもいる。
3月27日に放送された「秘密のケンミンSHOW」(読売テレビ)では、お金にオープンだと言われる大阪府民が、通りすがりのテレビ取材に、
「総支給だと60万円ぐらい、手取りだと40万円」
「年収は700万と800万円の間」“
と給料の額を教えるシーンが放送された。「(こいつらは)460万円と420万円」と、他人の年収を明かす人まで登場した。「隠す必要もない」「言わへん方がおかしいちゃうかな」ということだ。
一方、同じ調査でも、東京・銀座では「身の丈がバレそうで嫌だ」などと眉をひそめ、誰も答えない。年収で他人を値踏みするというより、見栄っ張りの人が多いのだろうか。
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