厚生年金基金の半数、積立金が1・1兆円不足
日本橋人形町で奮闘している
社会保険労務士の庄司英尚です。
トヨタの新たな退職金制度について
メディアで取りあげられていました。
年金空白の部分を埋める新退職金を会社負担で
全部行うということで、なんとも太っ腹な会社です。
当初は、従業員が月8300円を積み立ててという
話であったのですが、トヨタもいろいろ考えた
うえでの結果だと思います。
企業年金がある会社はまだましですが、年金の受給開始
年齢があがっていくと、生活ができないということも
おこりえます。
きちんと貯蓄がある人はいいですが、ローンもあるという
60歳代の人も多いはず。
中小企業に勤める方は、キャリア設計とともにお金についても
シミュレーションしておくことをおすすめします。
話はそれましたが、トヨタだから原資を捻出できるだけ
のものがいろいろあるわけです。
あくまで日本を代表する企業の事例の新退職金プランは
興味深いところなのでとりあげてみました。
以下 時事通信より
トヨタ自動車は8日、4月に導入する新たな退職金制度で必要となる資金について、予定していた従業員積み立てを行わず、会社側が全額を負担する方針を固めた。公的年金の支給開始年齢が65歳まで段階的に引き上げられるのに対応する制度で、当初は高卒18歳入社で月額8300円程度の積み立てが必要と試算していた。
新退職金は60歳の定年時に最大420万円を新たに加算する制度。トヨタは国内出張経費の削減や昇級の一部見直しで新退職金の原資を捻出する方針。
これまでトヨタでは、定年退職者に公的年金と企業年金を合わせ月額約21万円が支給されていた。しかし、公的年金の支給開始年齢引き上げに伴い、60歳定年後、最大5年間は月額約10万円の企業年金の受け取りだけとなる。
このため、トヨタは定年後の生活不安を解消すべく、新退職金で月額約7万円、確定拠出年金で月額約4万円を確保し、不足する月額約11万円分を補う制度の導入を検討してきた。
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社会保険労務士 庄司英尚