冬の賞与4.0％減、3年ぶりマイナス　経団連まとめ

社会保険労務士の庄司英尚です。



今の時期は、賞与の決定に苦労されている中小企業の
社長さんも多いことと思いますが、なかなか賞与原資が
とれない中でも、従業員にはなんとか家族のためにも少しでも
多く支給してあげたいといういい社長もなかにはいます。

先日日経新聞で発表のあった金額も東証1部に上場する
従業員500人以上の83社からの回答に過ぎません。

このような動きは知っていたほうがいいのですが
あくまで、その企業独自の利益などから考えるといい
と思います。

ちなみに日経新聞の発表によると
妥結額の平均は前年比4.0％減の78万1396円で、
3年ぶりに前年実績を下回ったとしています。

賞与はもちろん前年比を考えて検討するのは
いいのかもしれませんが、従業員にも賞与の意味を
説明するとともに利益が出していかなければ賞与も
支給出来ないのが会社であるということを現場の
人にまで浸透させて、全員一体となって業績アップに
取り組むことが大切です。

賞与の意味を伝えきれていないというのが本音で
従業員側ももらって当たり前という気持ちになって
いるのが問題でもあります。

賞与は、原則として決して必ず支給を補償しなければ
ならないものではありません。

雇用を維持することでさえ大変な状況にある中で
賞与を支給する中小企業の社長の気持ちはよくわかります。

そのような中で一緒になって社長の悩みにこたえていける
ようなパートナーとなって中小企業を救っていきたいと
思います。やはり賞与原資をつくること、不良社員や
利益を生み出そうという意識のない社員は、思い切って
退職勧奨していくことも時には必要です。

経団連発表
http://www.keidanren.or.jp/policy/2012/078.pdf
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