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少し前になりますが厚生労働省は6日、2009年度中に派遣労働者として働いた人が前年度比24・3%減の延べ約302万人となり、5年ぶりに減少したと発表しました。
過去最大の減少率で、同省は「08年秋以降の経済危機で、製造業を中心に派遣切りが相次いだことが大幅減につながった」とのこと。
04年の製造業派遣の解禁などで08年度には約399万人に膨らんだわけですが、09年は減少に転じており、今後も減少することが予測されています。
派遣関連の現場の話を聞いていると結構ひどいです。企業側がやむを得ず直接雇用に切り替えたケースもありますが、労働者側からすると正社員になって雇用期間の定めはなくなっても月給額はものすごく安くおさえられて、ボーナスもこれまでの正社員とは違う扱いをされており、とても正社員になれたメリットを感じていない人が多いようです。
現在派遣法改正に向けて審議が進められようとしていますが、派遣の規制を強化しても、失業する人が増加するだけで、より雇用が不安定になるのではないかと思います。