すぐに答えを求める従業員には、自分で考える癖をつけさせる
上手に叱るにはどうすればいいのか?
この質問に対しては、これが正解という決まった答えはありません。日々の経験から学んでいくしかないのです。
経営者及び管理職の人なら、きっと一度ぐらいは悩んだことがあるはずです。しかしながら、最近ではまったく叱ったこともないという人もいるかもしれません。
でも叱ったことがないというのは、単に「叱れない」だけかもしれません。叱らなければいけないときに、叱らないというのは、組織としても上司としてもまずいですし、部下(相手)にとってもよくないです。
叱らない理由を、ゆとり世代の打たれ弱さのせいにしてはいけません。また叱ることで嫌われてしまうのではないかという勝手な思い込みもよくありません。
さて、上手に叱るには、ポイントはいくつかあります。
まずは、メリハリをしっかりつける。叱るだけでなく、
そのあとに褒めることも重要。
つぎに相手のまずい行動に対しては、その場ですぐに叱ること。
相手のことを真剣に思い、相手に気づきを与える場にすること。
感情的になって叱らないこと。
相手の気持ちを考えて、相手のことを良くなってほしいからという理由で叱ること。
基本的なこととしては、「怒る」ではなく、「叱る」という言葉の意味を再度考えてみると、少しは見えてくるものがあるかもしれません。