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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1467《マナーに存在する原則と例外》

2017年5月22日

テーマ:マナーの心得

コラムカテゴリ:スクール・習い事

日本には世界屈指の年中行事が有ると言われていますが、地域により様々です。
慶事や弔事のしきたりもそうでしょう。

マナーとは本来、社会の秩序を保ち、日常生活を円滑にすると共に、心地良い人間関係を築くための規範です。

それが地域の風習やライフスタイルなどにより異なるケースは多々あります。
時代とともに変化する事もあります。

だからこそ、価値観やライフスタイルが異なる人が集まって一つの行事を行うためには、共通のルールが必要になります。

しかし往々にしてこのようなシーンでは「このようにふるまうのがマナー」と言って、表面的な形式にとらわれることがよくあります。

勿論それはそれでいいと思いますが、「なぜそうするのか?」という合理的な理由をきちんと理解することが大切です。
そうでないと応用が効きません。

国や地域の文化、気候風土、食べ物、歴史、宗教によりマナーが異なりますが、その根底にあるのは相手に対する「思いやり」です。

これまで培ってきた経験や知恵や知識を踏まえて、今どのようなシーンか?
自分が置かれている立場はどうか?相手はどんな人で、どのような状態か?を考えて適切な振舞いをすることが大切です。

時代の流れが大きく様変わりする時だから、すべてマニュアル通りというより、基本を正しく理解したうえで、相手の状況に応じた臨機応変な振舞いを心掛けて下さい。

例えば高齢者や上位の人と新幹線に乗る時は、高齢者や上位の人には窓際に座って頂くのがマナーの基本です。しかし高齢者は何かとトイレが近いものです。
だからこんな時には通路がいいかもしれません。

但し勝手に決めて相手の尊厳を傷つけないようにして下さい。
言葉足らずは良くありません。
高齢者や上位の人にどちらの席がいいか?を尋ねたらいいでしょう。

また着物姿や超ミニスカートの女性とタクシーに乗る場合も注意が必要です。一般的にはレディーファーストに従い、女性が運転手の後ろ側、つまり奥側の席になりますが、着物やミニスカートでは移動が大変です。

こんな時は「本来でしたら奥側になると思いますが移動が大変でしょうから、もしよろしければ私が先に乗りましょうか?」と言ってお断りすればいいでしょう。

つまりマナーはその場の状況に応じて「例外」が起きるということです。
このような場合は判断が難しいので伺いを立てることが大切です。
「言葉足らず」は相手の尊厳を著しく損なえることにもなりますので、くれぐれも注意して下さい。

訪問の場合もそうです。
約束の時間よりかなり早く着きました。
これが他社の人や目上の人であれば時間厳守がいいでしょうが、気の置けない相手や後輩などの場合は、相手の都合を聞いて柔軟に対応する手もありです。

社会生活を送る上では、いくら便利な時代になっても、そこには必ず他者が存在します。
その他者に、いかに「不快感を与えないか」ということと、「快感を与えられるか」が古今東西普遍のマナーです。

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