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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

志望理由を書く時は自分が何をするのか、何をしたいのかをよく知りましょう

2023年12月4日

テーマ:大学の先生を納得させる志望理由書の書き方

コラムカテゴリ:スクール・習い事

志望理由書の書き方は心理職大全に詳しく書きましたので、是非ご参照いただきたいと思っています。ここでは、志望理由を書く際にどのような準備をするか、という点について触れます。一言で言えば自分が何をしたいのか、何をしようとしているのかをよく、正確に知るところから始める必要があるということです。

かつて医学部に合格したこの方はなんと、200点中193点でした。これには私も驚きました。これは提出書類(この学校は自己推薦書)の評価も高かったと思われます。これは上っ面ではたたき出せる数字ではありません。その人の本質、中身が評価されたのだと思います。やはり、本質に迫ることが重要なのです。
志望理由書は、私の言い方になりますが、憲法のような面があり、面接において、様々な回答は、すべて志望理由に抵触しないように言うことが重要です。志望理由は、何回も同じことを言っていますが、その学校でなければならない理由、その学科、資格でなければならない理由であって、その学校が一番いい理由ではありません。それを言っているという前提で述べますが、例えば、面接で「この試験で不合格だったらどうしますか?」という質問はよくありますが、失敗事例としては、「これを最後と考えています」「第二志望に行きます」といったものが挙げられます。その学校でなければならない以上、他の選択肢はないのです(少なくともその試験会場では)。だから「次回再度受けます」くらいの回答が妥当ということになりますし、そのような意識で、つまり「どうあってもその大学に行きたい」という意識を作って、志望理由を考えたいものです。「落ちたらいやだから」という意識が頭の中に宿った状態で、志望理由をたててしまうと、「どうしても行きたい人」にはまず及びません。一つひとつの文言がかなり違ってくるのです。でも、このような意識は、他人と比較する機会がなかなかなく、かつ誰かが客観的に評価してくれる機会もなかなかないのでつらいところです。
頭の中に必ず宿らせておきたい意識は、「入ってから何をするか」「入ってから、何ができるようになるか(伸びるか)」など、かなり具体的なものです。これは京都文教大学の先生も仰っていましたが、「誰かの役にたちたいから」などと言ってしまうと、「誰の?」となってしまいます。熱意だけでは・・・の典型になってしまいます。志と理念が明確だと、必然として、言葉が具体的になり、説得力が増してきます。まずは徹底して具体的にすることを意識しましょう。


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