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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

結果がすべて?

2012年4月28日 公開 / 2014年3月25日更新

テーマ:思考方法

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

私は基本的に「結果がすべて」だと
考える方です。プロセスが大事だと
言うこともありますが、プロを名乗る以上、
結果を出すことが前提です。ですから
普段からそれぞれの塾生がどうすれば結果が
出るかを考えながら、戦略を練ったり、
接し方を考えたり、指示を出したりしています。
結果が出なければ、何もしなかったのと
同じと考えるようにしています。だから漠然と
頑張ったかどうかは重視していません。

しかし、今回、「大物」政治家の刑事裁判で、
無罪を「勝ち取った」弁護団のコメントの
「結果がすべて」
は、嫌な印象を残しますし、決して適切とは
思いません。裁判での判決は、あくまで
法律に照らしての結果ですので、例えば、
法律に不備があったり、法律の網目を抜けられる
こともあります。よって今回の「無罪」は、
私たちの世界で言えば、実力で勝ち取った合格
ではなく、条件付き合格で、まだ合格とは
言えない状態に見えます。その状態で
「結果がすべて」と胸をはると、当然のことながら
滑稽にしか見られないでしょう。
せめて、誰がどうみても合格と言える結果を
出してから「結果がすべて」と言ってもらいたい
と思います。多くの人間に「限りなく黒に近い灰色」
と言われる状態で「結果がすべて」と豪語しても
強弁にすぎず、周囲は失笑しているだけです。
決して結果など出ていないからです。

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